Nintendo Switch、Xbox One、PCにて配信中の「ラン&ガン」スタイルのアクションゲーム『Cuphead(カップヘッド)』。これまで三回に渡ってお送りしてきたボス攻略記事ですが、今回がラスト。最終ワールド「インクウェルヘル」のボス達をピックアップします。
ゲーム終盤のトピックとなりますので、ネタバレが多数含まれます。
本作未プレイ、未だこのワールドに辿り着けていない方は閲覧注意です。
※これまでの『Cuphead』ボス攻略記事
■【ボス攻略】いまから始める『Cuphead(カップヘッド)』 / 「インクウェル島1」に登場するボス達の対処法
■【ボス攻略】いまから始める『Cuphead(カップヘッド)』 / 「インクウェル島2」に登場するボス達の対処法
■【ボス攻略】いまから始める『Cuphead(カップヘッド)』 / 「インクウェル島3」に登場するボス達の対処法
攻略に入る前に一つ、注意事項を。
このボスは、ここまで一体でも難易度「シンプル」で倒したボスがいると戦えず、門前払いされます。必ず難易度「レギュラー」で、ここまでのボス全員を倒しましょう。
なお、レギュラーで倒したボスには、(Nintendo Switch版の場合)Xボタンで開く「リスト」のステージ名、ボス一覧にチェックマークが付きます。付いていないボスがシンプルで倒していることのサインです。
レギュラーで全てのボスを倒していれば、戦闘開始です。しかしながらこのボス、本編屈指の長期戦となります。というのも、相手になるのはキングダイス本人とその配下9体、合計10体のボスであるからです。
ただし、誰と戦うかはサイコロの目、ルーレットのマス目によって決定されます。この戦闘は、いわゆる「すごろく」をやりながら進めていきます。サイコロをパリィで止め、目が出ると、数字に沿ってルーレットの針が移動。止まったマス目とその種類に応じて、ボス戦が行われます。
マス目はボス戦以外に何もイベントが発生しない「SAFE」、ふりだしに戻される「START OVER」、そしてゴールの「FIN」があります。
また、特定のマス目にハートマークが印されていますが、これは到達すると同時にカップヘッドの体力が1つ回復するというものです。最終目的は「FIN」への到達。到達できれば、キングダイスとの直接対決になります。
9体のボスは全員が本ステージ初登場の面子です。ただ、これまでのボスと異なり、形態変化がなく、耐久力は低めに設定されています。とは言え、簡単に倒せるほど弱くはなく、攻撃パターンも特徴的なので、それぞれに応じた立ち回りが要求されます。
おすすめ装備は武器が「チャージ」と「スプレッド」、お守りが「ケムリダマ」、必殺技が「ムテキ」。各ボス共に撃破までかかる時間が短めなことから、必殺技は守り重視でいくのがいいでしょう。
マス目ごとに登場するボスの詳細、及び攻略は以下の通りです。
◇1:ビンカラトリオ
カクテル、ショット、ウイスキーのグラストリオ。カクテルはオリーブを空飛ぶ雑魚敵に変えて射出、ショットはお酒のばら撒き、ウィスキーはカップヘッドのいる位置めがけてウイスキーを降らせてきます。
三体それぞれに体力が設定されているため、勝利するには全滅させなければなりません。相手と距離を取り、小刻みに往復しながらチャージで攻撃していきましょう。ショットグラスが酒をこぼした時はジャンプしてよけます。片足を大きく上げた時が合図です。
注意すべきはウイスキー。予備動作もほぼ無く、急に降らせてきます。噴き上げてから降ってくるまで僅かに時間がありますので、すぐに左右へ移動(ダッシュ)できるようにしておきましょう。
◇2:チップス・ベティガン
カジノチップの姿をしたモンスター。赤、青、黄色のそれぞれの部位を分解して飛ばしては、左右端への移動を繰り返します。顔が弱点なので、そちらにショットを撃ち込みながら戦います。注意すべきは下段の部位。背景に隠れることがありますので、足をすくわれないよう小刻みにジャンプするか、「ケムリダマ」のニンジャダッシュでよけましょう。
◇3:ミスター・スモーキー
灰皿の足場二つで構成されたステージ上で戦う葉巻のモンスター。円を描く火炎弾を数発放った後、反対側の灰皿へのワープを繰り返します。基本的に火炎弾をよけながら「チャージ」で攻撃。ワープしたら反対側の灰皿への移動を心がければ大丈夫です。 なお、灰皿と灰皿の間の穴には倒すことのできない羽根の生えたタバコ型の敵が真上への上昇を続けます。反対側の灰皿に移る際、当たらないよう注意を。ケムリダマによるニンジャダッシュなら、接触の心配もなく対処できます。
ちなみに、Xbox One版では戦闘開始前に火を点けるアニメがあるのですが、Nintendo Switch版では丸ごとカットされています。
◇4:ピップ&ドット
ドミノ夫婦のボス。ベルトコンベアー上の足場を移動しながらの戦闘になります。左端にトゲの壁がありますので、流されて接触しないよう、抵抗するように右へ移動し続けましょう。さらにコンベアー上にもトゲの床が流れてきますので、ジャンプで飛び越えます。広いトゲ床は、トゲに最も近い所から大きくジャンプすれば飛び越えられます。ダッシュを使うと、ボスと衝突する恐れがありますので、なるべく使わない方が吉です。
基本、回避に専念して「スプレッド」を撃ち続けます。ボスはバウンドする多方面体のダイス、逆コの字に移動するドミノ鳥の召還の二種類で攻撃してきますが、いずれも単発です。それぞれの動きをよく見て、ジャンプでよけましょう。
◇5:ウサダ二世
ウサギの手品師。シルクハット内に潜んで、カップヘッドの周囲にウサギ型のドクロ八個を逆時計回りに回転させた後、中央にぶつけて爆発させたり、実体化したトランプのスート(マーク)一列を降らしたり、上昇させたながら攻撃してきます。ケムリダマがあれば、ドクロはそのまま突撃する形でダッシュすれば回避できます。スートはピンク色の対象をパリィしましょう。上から降ってくる場合はジャンプして、接触寸前に対応するボタンを押せばパリィが決まります。「ムテキ」の必殺技を使うのも手です。
◇6:フィアーラップ
シューティング戦。競馬実況者のボス。八個の蹄鉄が飛び散るプレゼント箱で攻撃してきます。また、画面下の競馬場の内、水色のジョッキーのみカップヘッドが真上に来ると、直線上に飛んできます。さらに攻撃の視認性を悪化させるためか、前側の背景(木)も自己主張を繰り返します。それらに気を付けながら、ショットを撃ち続けましょう。戦闘開始早々、必殺技でダメージを与えれば、比較的短時間で倒せます。
◇7:ピルーエッタ
ダンサーのようなルーレット。踊りながら左右を往復したり、ルーレットボールを外側から内側へ向かってカップヘッドを追い込むように落としてきます。左右往復はステージ上に三枚あるピンク色のチップをパリィし、それによるジャンプでよけるのですが、お守りが「ケムリダマ」なら、ボスが近づいてきた瞬間にダッシュするだけでよけられます。ルーレットボールも同じです。
「ケムリダマ」を持っている場合は事実上のボーナスステージです。ノーダメージも簡単に達成できますので、狙ってみましょう。
◇8:マンゴスチン
口と目が生えたビリヤードの8番ボール。カップヘッド目がけて撃つ光球、跳ねて一時停止を繰り返しながら反対側へ移動する、チョークの敵キャラクターを召喚してきます。チョークは真横に近づいて待機すれば、簡単によけられます。光球は一発限りなので、左右に移動するだけで大丈夫です。ボスは画面中央から移動しませんので、上ショットを撃ち続けましょう。倒せれば、とても汚い汁を吐くシーンが拝めます。(※ダメージ判定はありません)
◇9:ミスター・チャイムズ
シューティング戦その2。サルの玩具。斜めにジグザグに動きながら、シンバルを叩いて音符を六方向に飛ばしてきます。
また、このボスにダメージを与えるには、神経衰弱でペアを作らなければなりません。戦闘開始前、背景にあるカードの絵柄が全表示されますので、最低でも1ペア覚え、該当するカードにパリィを決めてめくっていきましょう。間違えるとボスの動きが早くなりますので要注意。なお、ボスが吊るされたクレーン(黒い部分)には当たり判定がありませんので、追い詰められた時はそこを潜り抜けましょう。
以上、9体のボスに関する攻略でした。ちなみに一度倒したボスのマスは「CLEAR」になり、以降は「SAFE」と同じ扱いになります。
最後の「FIN」に到達すると、いよいよキングダイスとの対決。最後の「FIN」に到達すると、いよいよキングダイスとの対決。ステージ左右いずれかの端(スクリーンショットの通り、チップを置く所)に片手を付け、歩くトランプを召喚してきます。それ以外の攻撃はありません。ただ、トランプは列をなして行進してきます。ハートのピンク色のトランプが混じっていますので、連続パリィを決めながら乗り越えましょう。攻撃は「スプレッド」を撃ち続けるだけで十分です。ここまで、必殺技の「ムテキ」が使える程度にゲージが溜まっていましたら、使ってしまいましょう。
余談ながら、すごろくをしながら様々なボスと戦っていくこのステージ、メガドライブ世代ならばピンと来たかもしれませんが、『ガンスターヒーローズ』のパロディです。ゲームボーイアドバンスで2005年に発売された続編『ガンスタースーパーヒーローズ』でも、同様のステージが登場します。
同作でも、マス目ごとに固有のボスが登場する、ユニーク且つ、やり応えのあるステージになっていますので、興味があればプレイされてみるのも一興です。2019年現在であれば、ニンテンドー3DSの『3D ガンスターヒーローズ』がおすすめです。『メガドライブミニ』への収録も決まっていますので、そちらで遊ぶのも選択肢です。
いよいよ最終ボス「デビル」との対決です。
なお、戦闘本番に入る前にイベントがあり、選択肢が出てきます。
どちらを選べばいいのか、それは実際に見て考えてください。
間違ったものを選びさえしなければ、デビルと戦えます。
おすすめの武器は「スプレッド」。それ以外の武器は使わなくて十分です。
お守りは「ケムリダマ」、必殺技は「ムテキ」がいいでしょう。
デビルは玉座に座ったままですので、中央に陣取ってスプレッド上撃ちでダメージを与えていきます。ただ、戦闘中にデビルの下僕が左右から乱入してきます。ショット数発で倒せますので、乱入して来たらそちらに狙いを付けましょう。
もちろん、デビルも多彩な攻撃で攻めてきます。攻撃の種類は顔で判別可能。ヤギは左右から高速で両手が伸ばし、クモになった時は画面上部からカップヘッドの近くに落下しては上へ戻るを繰り返し、竜になった時は左右いずれかの方向から波の軌跡を描きながら反対側の端近くまで迫って引っ込める攻撃を仕掛けてきます。
厄介なのがヤギ(腕伸ばし)。回避方法としてはデビルの真下に待機し、伸ばした瞬間、すぐに左右どちらかへジャンプし、即座に逆方向ダッシュでデビルの真下に着地するよう戻ればいいのですが、タイミングがシビア。こればかりは何度か試して、コツをつかむしかありません。辛抱強くいきましょう。
また、左手に持ったトライデント(三叉槍)を振り回すと、回転しながら左右に移動する人魂、カップヘッドに一発ずつ迫ってくる火炎弾、画面端で反射するバウンド弾のいずれかを放ってきます。(トライデントに当たり判定はありません)
人魂は中央のピンク色の人魂をパリィで消した後、中央をキープしながら迫ってくる青い人魂をジャンプで回避。火炎弾は雑魚敵の下僕と重ならないよう注意しながらジャンプ、ダッシュで回避。バウンド弾はデビルのいる中央にいれば動きが分かりやすいので、ジャンプかダッシュでよければ大丈夫です。
ある程度、ダメージを与えますと、デビルが頬を引っ張る動作をした後、骨だけになって、ステージ中央に着地。当たり判定がありますので、接触しないよう左右に待機しましょう。しばらくすると穴が現れ、両端から炎の壁が迫ってきますので、急いで中に入りましょう。
ここからは第二形態との戦いです。目玉にスプレッドを撃ち込みながら、上から降り注ぐコイン、円を描きながら画面外へと飛んでいく斧、爆弾による攻撃をよけていきます。爆弾はパリィ可能ですが、爆発が広範囲に及びますので、できそうにない時は画面端でやりすごしましょう。また、足場が不安定ですので、落下しないよう注意。
ある程度、ダメージを与えますと足場が三つに減少。左右両脇に配下の悪魔が出現し、直線状にドクロを飛ばしてきます。上からはローリングアタックを仕掛けてくる、コウモリのような敵が次々と現れます。
非常に激しい攻撃が繰り広げられますが、こちらのやることはボスを攻撃し続けることです。注意すべきはコウモリの攻撃。カップヘッドを狙ってきますので、ドクロ飛ばしに注意を払いながら左右の足場へジャンプして回避しましょう。また、ドクロを飛ばす悪魔は倒せます。左右の足場に立った時、余裕があれば倒してしまいましょう。
デビルが泣き出したら最終局面。足場は一つになり、コイン落下と涙による攻撃が展開されます。涙はパリィ可能ですが、頻繁に流してくる訳ではないので、無理に狙わなくて大丈夫です。それ以上に注意すべきはコイン落下。涙に注意しながら、左右いずれかにジャンプして、そこから足場に向けてダッシュで着地する形でよけます。最初のヤギ(両腕伸ばし)と同じ要領です。
ただ、ここまで必殺技「ムテキ」を発動できる程度にゲージが溜まっているなら、使って一気に力押ししてしまうのがベストです。耐久力もそれほどありませんので、撃って撃って撃ちまくりましょう。
デビルを倒せば、ゲームクリア!
クリア後には、ボス戦ステージで最高難易度「エキスパート」が解禁され、S評価が取れるようになります。より強くなって、攻撃パターンも少し変わったボス達と戦えますので、さらなるやり応えをお求めであれば、ぜひ挑戦を。
以上で『Cuphead』のボス攻略記事は終わりとなります。ここまで四回の攻略が、なかなか倒せないボス達に一矢報いるきっかけになってくれれば幸いです。