「Nintendo Direct 2019.2.14」でも紹介された、ユービーアイソフトより発売予定のオープンワールドSFアクションアドベンチャー『スターリンク バトル・フォー・アトラス』。2019年4月25日にNintendo Switchのほか、PlayStation 4、Xbox Oneで発売される本作ですが、パッケージ版(PlayStation 4、Nintendo Switch)の予約受付が1月18日より、Amazonを始めとする通販サイトで開始されています。また、3月12日からはコントローラマウントキット、ウェポンパックを始めとする各種周辺機器の予約も開始されています。
本作は2017年6月12日、アメリカ・ロサンゼルスで開催されたゲーム見本市「E3 2017」のユービーアイソフトカンファレンスで初お披露目され、昨年2018年の「E3 2018」でその全貌が明らかになった完全新作。
制作は2013年9月5日にPlayStaton 3、Xbox360、WiiU、PC向けに発売されたステルスアクションゲーム『スプリンターセル ブラックリスト』のほか、ファークライ、アサシンクリード、ウォッチドッグスシリーズの開発にも携わったユービーアイソフト・トロントスタジオが担当。同スタジオにとって初めてのオリジナルタイトルです。
本作は「アトラス星系」と呼ばれる恒星系を舞台に、謎の敵「レギオン」と戦うというストーリーが展開。プレイヤーは宇宙各地より集まったパイロットが搭乗したスターシップ(宇宙船)を操作し、アトラス星系に広がる惑星を探索しつつ、レギオンの軍勢と戦いながら、様々なミッションに挑んでいきます。
最大の売りはフィギュアとゲームが連動したゲームシステム。パイロット、スターシップ、ウィング、ウェポン(武器)のアタッチメントパーツで構成されるフィギュアをコントローラに装着したマウント(接続機器)上に置くことで、ゲーム内にフィギュアと同等の武装とパイロットが登場したスターシップが現れ、そのまま探索と戦闘を進めていくことができます。
ゲームを開始してからも、スターシップは自由に変更可能。本作には多種多様なパイロットとスターシップが登場し、それぞれスピード、防御に秀でる、一時的に時を止めることができるなどの固有の能力を持ち合わせているので、場面に応じて切り替えれば、探索や戦闘を有利に進めていけます。
特に武器の切り替えが重要で、敵のレギオンには属性が設定されていて、その対となる属性の武器をセットして戦えば、決定的なダメージを与えられます。実際にゲーム本編でも戦闘開始前にはお薦めの属性武器が表示され、どの武器を備え付けて本番に臨むかという、ゲーム側とフィギュアが密接に絡んだ展開を楽しめます。
また、オープンワールドを採用していることから、アトラス星系の宇宙空間と惑星の間には継ぎ目もなく、大気圏突入に至るまでの流れも画面が切り替わることなく描かれるのも見所です。
そして、Nintendo Switch版限定の特典、任天堂のシューティングゲーム『スターフォックス』とのコラボレーション要素。同シリーズの主人公である「フォックス・マクラウド」とその愛機「アーウィン」が登場し、アトラス星系の宇宙空間から惑星を駆け巡れます。もちろん、フォックスもアーウィンのフィギュアも用意。武器パーツを全く装備しなくても攻撃できるという、他のスターシップにない独自の特徴もあります。(※他のスターシップは攻撃用に武器パーツを付ける必要があります。もちろん、アーウィンにも武器パーツを装着すれば、それに応じた多彩な攻撃を繰り出せるようになります。)
実は本作、海外(北米)では昨年の2018年10月16日に発売済み。
日本は約半年ほど遅れての発売となります。
その理由は2018年10月14日、東京・秋葉原の「ベルサール秋葉原」で開催されたユービーアイソフトの単独イベント「UBIDAY 2018」のステージイベント「ラウンドテーブル」で語られていて、各種フィギュアとパーツの輸入、ローカライズの関係によるものとのことです。特にフィギュアとパーツは海外で製造されるため、発売後に在庫が切れた後の補充にも一週間以上(場合によっては一ヶ月近く)がかかってしまうとのことです。
実のところ、ゲーム本編は各種フィギュアが無くても、全パーツをゲーム内で入手できるようになっているとのことで、必須品ではありません。しかしながら、ゲーム側とフィギュアを連動させたゲームプレイは唯一無二で、Nintendo Switch版に限定すれば、スターフォックスのアーウィンのフィギュアを手にすることができます。
確実に入手したい、発売後に長期間待たされるのは嫌な場合は、速やかに予約を済ませておくことをお薦めいたします。特に繰り返しになりますが、Nintendo Switch版は独自のコラボレーション要素を持つだけに争奪戦もあり得ます。PlayStation 4版も、フィギュアを用いて遊びたい場合は予約が推奨されますのでお早めに。
ちなみに「UBIDAY 2018」では、本作のNintendo Switch版、PlayStation 4版を試遊できました。筆者はNintendo Switch版を選び、件のアーウィンでプレイしましたが、フォックスが本作の登場人物達とやり取りしながらミッションに挑んでいく様子を見ることができ、非常に気合の入ったコラボレーションになっていることを確認できました。
また、「Nintendo Direct 2019.2.14」でも明かされた通り、フォックス以外にチームメンバーであるペッピー、ファルコ、スリッピーも登場。姿は見れませんでしたが、通信会話によればライバルのウルフも出てきます。(※こちらも先のニンテンドーダイレクトにて、その姿のほか、戦闘シーンがお披露目されています)
開発中のバージョンでしたが、通信会話は日本語フルボイス。スターフォックスチームの声優陣も『スターフォックス64 3D』、『スターフォックス零(ゼロ)』のキャストが起用されているようです。
そんな訳で、スターフォックスファンならNintendo Switch版は要チェック。発売まで時間がありますが、広大なオープンワールドをアーウィンと共に駆けるフォックスの勇姿を堪能したいのなら、すぐにでもご予約を。