ロシア映画といえば皆さんどういう印象をお持ちでしょう?
ロシア映画なんて見たこともない、だから印象なんてないというのが普通だと思いますが、「戦艦ポチョムキン」とか「惑星ソラリス」、比較的最近なら「父帰る」などを憶えている人がいるかもしれません。
しかし、今回ご紹介する「ガーディアンズ」は、これまでのロシア映画の印象を覆すヒーロー作品。
公式サイトには「日本よ、これが露映画だ。まさに、ロシア版X-MEN! これはマーベルへの挑戦状だ!」と大見得を切りつつ、予告編も公開されています。
予告編を見る限りアメリカのマーベル作品を彷彿とさせる映像。遺伝子操作された超人達が暴れまくる、まさにX-MEN(のパクリ)をリスペクトした内容の様です。
良きにつけ悪しきにつけ、ロシア映画の印象が変るのは必至。どうしたロシア!
また、総製作費は3億ルーブルとありますが、1ルーブルが幾らなのかよく判らなかったので調べてみました。
1ルーブル=約2円で換算すると、総製作費6億円ということに。総製作費6億円の超大作!?
ちなみに、X-MEN:ファイナル ディシジョンの総製作費は2億3,900万ドル(約239億円)だったそうな。
さて、作品の概要ですが、戦下のソビエト連邦。ある秘密結社が遺伝子操作によって特殊能力を持った超人を集め部隊を作り出す「パトリオット計画」が秘密裏に進められていた。
ところが、組織の科学者クラトフが裏切り超人たちも姿を消す。
それから50年後。
自身も超人の力を持ったクラトフが現れロシア崩壊を企む。
国家存亡の危機を防ぐため、パトリオットはかつての超人たちを見つけ出し、4人のヒーローが「ガーディアンズ」という名のチームを結成しクラトフを倒すため立ち上がるという内容。
4人のヒーローは、大きな剣を扱い高速で立ち回るハン、熊に変身するアルスス、念動力を操るレア、透明人間クセニア。メンバー構成的に「X-MEN」というより「ファンタスティックフォー」に近い(ヒーローも4人ですし)という印象を受けました。
高速のハンや念動力のレアはともかく、熊になったり透明になったりで果たしてクラトフを倒すことができるのか?ここが見どころなのでしょうか。熊と言っても荒ぶるプーチン大統領に乗りこなされる類の普通の熊ではないはず!
尚、予告編動画の他にも、YouTubeで「ガーディアンズ」と検索すればいくつか映像が出てきます。それを見る限りなかなかのCG技術で見ごたえのありそうな作品となっており、2018年前半の映画では一番もお勧めです。
モスクワの観光名所がどんどん壊れていくのも見どころ(笑)
本家X-MENシリーズのローガンが地味で哀れな終わり方だったので、久しぶりに痛快でスッキリしたい方にはおすすめの映画です。
公式サイト:映画「ガーディアンズ」公式サイト-GAGA