前回はタイの「メガプラザ」内にこれでもかと存在するレトロゲームショップの様子を紹介したが、今回はアメコミやアイドル、そしてまさかのミニ四駆のブームがタイで起きているという証拠をお見せするぞ!
メガプラザは全部で6階となっており、その雰囲気を例えるならば、中野ブロードウェイと行った感じだ。
つまりは、ゲームでもアイドルでもプラモあり、誰に需要があるんだよ!(笑)といった店までが詰まっているのである。
▲これは一階の巨大なフィギュアの店だ。このE.T.だが、写真だと小さく見えるかもしれないが、実際には実物大。
▲旅に同行してくれた妻も、唯一これには興奮していた…。(他はよくわからんらしい)
▲ARKADIA(アルカディア)という名の店はガンプラ天国。
▲この写真を見て、ここがタイだと思う人はまず居ないだろう…。
▲聞くと、お店の御主人は相当なガンプラマニアで(そりゃそうだろうな)、旧バンダイのロゴのガンプラも集めているいるのだそう。
この時点でやはりタイのメガプラザの本気度というか違和感というか、ある意味の異常性は徐々に理解いただけるだろう。しかし、まだまだ、これからが本当の地獄だ(べジータ)。天国とも言う。
▲4階で見かけたのはオリジナルのジオラマ作品のショーケース(とはいえ売りものでは無いらしい)しかし、このセンス…日本人じゃできないよな、逆に。
▲ごめん、詳しくなくて申し訳ないのだが、これはキュベレイ? だっけ? でもなんかアレンジされすぎている気もするよ。
▲仮面ライダーやウルトラマンも人気で、実物大のライダーヘルメットが50個以上並んでいる。これが売れてるのだそうだから恐ろしいよな。
▲そして、エロというのは世界の共通語! 筆者はキャラ名がわからず申し訳ないのだが、少年たちが堂々と、でもちょっと恥ずかしそうに見ていたよ。
▲タイでも日本と同じようにアイドルビジネスが成立している。が、まだまだ他のオタ文化と比べるとその勢力は小さいようだ。
メガプラザの深さはまだまだここから。こういった有名なグッズ関係は主に国内のファンで売買が行われビジネスが成立しているが、ここは半分観光地でもある(とはいえあまり見かけなかったけれど)ので、例えば浅草にあるような完全に外国人向けの商品も置かれているのだ。
▲なんかアメコミとかの中で急にこういう中国、日本の伝統文化系がて出て来るとビビる。
▲日本では規制対象になる威力を持つエアガン(ガスガン、電動ガン)も、もちろん堂々として売られている。
▲▲上の階になるにつれ、なんとなく「雑」というかカオス感が増してくる。中野ブロードウェイでいう、まんだらけ店舗の途中にいきなり歯医者がある「ねじ式」に近い怖さ。
最上階にフードコートがあることを確認していたので、腹が減っていた筆者と妻が向かうと、そこには目を疑うような光景が待ちかまえていた。
▲なんと、大きなコースが作られて、タイの地元の大人、少年がミニ四駆に夢中になっていたのだ。
▲爆走兄弟レッツ&ゴー!! もしくはダッシュ四駆郎を思い出したぜ!
▲お母さんが、お弁当を子どもに持たせ、子どもは片手にミニ四駆を…。なにここ? 昭和の日本?
▲フードコートではギャザやブシロード系のカードゲームの勝負や交換会があちこちで行われている。
どうよ? ここまでくると日本でもこの環境がひとつのビルに収まっているところって無いよな? そして更にフードコートで実に多くの種類から選べる食事ができるなんて、マジでここは夢の国。
▲店のおっさんが突然話かけてきたので(英語)、そのまま誘導されるように、怪しい麺を注文してしまった筆者と妻。
▲約150円のこの麺。とにかく尋常じゃない程辛い…。おい、おっさん、あんたノーホットって言ったよな…。
▲とてもじゃないが辛すぎて食べられなかったので、タイでよくある御飯に蒸した鳥肉が乗った物を注文。これは無事にいただけたよ。
さて、いかがだっただろうか? このメガプラザの内部をもっと紹介したいところがだが、とてもじゃないが紹介しきれない。ので、後に動画にまとめてザーッと伝えられたらと思っているのだ。
次回は、タイのマジかよ!? な食について紹介して行くぞ。あとは、地元の方が行く普通のスーパーマーケットの内部とかも。観光客向けの店の情報は旅行雑誌やサイトにいくらでもある。けれど、逆に普通の店の情報って無いんだよね…。そういうローカル部分こそ、旅の情報として大事なのになぁ。
▲こういう感じ、いかにもローカルな洒落っ気ないのがたまらんよな。お楽しみに!
■今回訪ねた場所
「メガプラザ」
住所:900 Maha Chai Rd, Khwaeng Wang Burapha Phirom, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200
■公式サイト
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