令和元年、皆さんどんなゲームライフを過ごしましたか?
今年もゲームは遊び尽くせないほど大豊作。年末年始のお休みにゲームを楽しむ人も多いと思います。そこで今回STARTT編集部のスタッフ&ライター陣が、そんな読者さんに向けて"こだわり"のおすすめゲームのラインアップをお届けします。
第1回の本日は、斬新なゲーム、キャラクターが魅力的なゲームに目がないライター、小林白菜がおすすめゲームを3本ご紹介します。
1987年に1作目が登場してから32年の歴史を持つアクションRPGシリーズ『イース』。今回最初に紹介するのは、このシリーズの今年発売された最新作『イースIX -Monstrum NOX -』(以下、イース9)です。
筆者は本作を発売日の9月26日に購入、心から楽しみながらエンディングまで見届けたのですが、Amazonをチェックしてみると、いまならこのゲームの通常版が、なんと定価の3分の1以下の2,736円で購入できる模様(2019年12月23日時点)。「数量限定コレクターズBOX」の価格も、半額程度まで下がっています。このお値段なら絶対に買って損なし! と思える傑作なので、これから本作の魅力をお伝えしたいと思います。
■今度のアドルは人知れず街の平和を守る、異能の力を持ったヒーロー
冒険家、アドル・クリスティンが若き日に繰り広げた数々の冒険。それらをアドル本人がまとめ上げた冒険日誌という設定で、物語が紡がれている『イース』シリーズ。『イース9』は、アドルが「監獄都市バルドゥーク」で危険人物として監獄に囚われたところから物語が始まります。
いわれのない罪で囚われたアドルは脱獄を試みるものの、道中で現れた謎の少女・アプリリスに導かれ、“怪人”と呼ばれる異能力者のひとり“赤の王”として覚醒。異能の力を駆使して監獄を脱出するも、怪人はバルドゥークの街を覆う結界から出られないことが明らかになります。
バルドゥークに現れる怪人は、赤の王ことアドルのほかに、白猫、鷹、人形、背教者、猛牛の5人。アドルは時に彼らと協力して忍び寄る魔の手から街の人々を守りながら、この街が怪人を必要とする原因、そして、街から出る方法を探っていきます。
彼らの活躍はさながら、人間の理(ことわり)から外れてしまった孤独を抱えながら、人知れず悪を討つ往年のヒーローのよう。ファンタジー世界を舞台としたシリーズの中では極めて異色のテイストも特徴です。
■正統派アクションRPGの爽快感と、縦横無尽の異能アクションがベストマッチ!
ゲームシステムは、従来の『イース』ゆずりの正統派アクションRPGと、フィールドを縦横無尽に駆け巡ることができる「異能アクション」のミックス。特に異能アクションは広大な街が主な冒険の舞台となる本作ならではの爽快感を提供してくれます。
最初に使用できる能力は、赤の王が持つ、特定のマークが出る場所までの短い距離を瞬間移動できる「クリムゾンライン」のみ。しかし白猫が仲間になると、壁を垂直に駆け上がる「ヘヴンズラン」、鷹が仲間になれば高所からの滑空が可能となる「ハンターグライド」が使えるようになり、ここまで来ればただ街を探索するだけでも非常に爽快。人形が仲間になり「サードアイ」が使えるようになれば、壁の向こうにあるアイテムを見透かすことができ、街中に散らばる収集アイテムの発見も楽になります。
仲間になった怪人の間で異能アクションは共有されるため、操作キャラクターを変えなくとも、すべての能力を組み合わせたアクションが可能です。異能アクションの使用中はゲージを消費するため、ずっと使い続けることはできませんが、「いかに効率よく動くか」を考える必要があるのも、良い具合に操作のアクセントになっています。
異能アクションはダンジョンでも活躍。どうすればたどり着けるか一見分からない場所にある宝箱も、異能を駆使すればたどり着けるルートが必ず存在します。またボス戦では、クリムゾンラインで一気に距離を詰めて弱点を突くなどのアクションも可能。あらゆる局面で「人間離れした力」の恩恵を感じられることでしょう。
もちろんシリーズを重ねるごとに洗練されてきた戦闘時の基本的なアクションも爽快感抜群。強力なスキルの数々や、敵の攻撃をタイミング良くガードすることで一定時間無敵になれる「フラッシュガード」、タイミング良く回避することで時間の流れを遅くできる「フラッシュムーブ」などのシステムによる駆け引きが熱く、これらで貯めたゲージを消費して能力を強化する「ブースト」から、ブースト中のみ使用できる必殺の一撃「エクストラスキル」を叩き込む気持ちよさは筆舌に尽くしがたいものがあります。
装備の強化、キャラクターの成長による強力なスキルの習得などで、ゲームを続けるほどに爽快感は増していくため、きっと多くのプレイヤーがその楽しさに酔いしれながら、物語の結末を見届けることができるでしょう。ちなみに難易度ノーマルでのプレイは、スキルの使い分けなどを深く考えなくてもサクサク進められるので、アクションが苦手な方にもおすすめ。逆に腕に自信がある方には、ハード以上の歯ごたえのある難易度でのプレイを推奨します(難易度はゲームの途中からでも変更可能)。
【攻略メモ】マップにある「?」の種類を把握しておこう
マップ画面が親切設計なのも『イース9』の特徴。マップに記された赤い「?」はメインストリートが進行する場所、緑色の「?」はサブクエストが進行する場所、青い「?」はまだ訪れていないショップなどがある場所になっています。サブクエストには期間限定のものもありますが、マップをよくチェックしていれば、クリアし忘れてしまうことはきっと無いはず。序盤のサブクエストをいくつか未解決のまま進めてしまった筆者からのアドバイスです。
2019年3月に国内での出荷が終了したソニーの「PlayStation Vita」。しかしその3ヶ月後に発売されたVita専用タイトル『グノーシア』は、このゲーム機の有終の美を飾ったと言って差し支えない傑作ゲームでした。
手元にVitaがある方は今すぐダウンロードを! 故郷の実家にある方は、年末年始の帰省で回収して、ぜひともプレイしてください。というわけで、ここからはこの一人用SF人狼ゲームこと『グノーシア』の魅力についてご紹介します。
■宇宙船の乗員の中から人間を欺く敵“グノーシア”を暴くSF人狼ゲーム
プレイヤーが目覚めるとそこは宇宙船の中。主要キャラクターのひとり“セツ”に連れられてメインコンソールに向かうと、さらに3人の乗客が待っています。他の乗客が言うには、プレイヤーも含めたここにいる5人の中に、人間を襲う謎の存在“グノーシア”がいる。これから人間に化けているグノーシアが誰なのかを議論し、多数決で選ばれたひとりをコールドスリープさせる必要があると告げられます。
夜な夜な人間を襲うグノーシア。コールドスリープされた者がグノーシアなら悲劇は回避でき、誤っていれば誰かが犠牲となります。毎日これを繰り返し、グノーシアをコールドスリープさせることができれば人間側の勝利となり、人間とグノーシアが1対1になった時点でグノーシアの勝利、人間側は敗北が決定します。
本作は多人数で遊ぶ騙し合いゲーム『汝は人狼なりや?』(以下、人狼ゲーム)をモチーフにした、NPC(コンピュータが操作するAIキャラクター)との騙し合いが楽しめる「一人用SF人狼ゲーム」。「人狼ゲーム」で人間を襲う役回りである“人狼”に対応しているのが謎の存在グノーシア。様々な星で生まれた人々が乗り込んでいる宇宙船を舞台に、生死を分ける心理戦を展開しながら、グノーシアの謎、そして後述する“時間ループ”の謎を解き明かすのがプレイヤーの目的となります。
■ループを繰り返しながら、騙し合いに勝利せよ!
勝敗に関わらずゲームに決着がつくと、プレイヤーは宇宙船で目覚めた最初の日に戻されることに。この時間ループが行われると、またイチからグノーシアを探し出さなければなりません。グノーシアになっているキャラクターも毎回変わります。時間ループを繰り返して、真実を解き明かしましょう。
ちなみに負けてもペナルティはほとんどありませんが、勝ち負けで得られる経験値は増減するので、毎回しっかり勝ちを狙っていくのがおすすめです。経験値は「カリスマ」「直感」「ロジック」「かわいげ」「演技力」「ステルス」のいずれかの能力を上げるために使用。どの能力を上げるかによって、議論で取るべき戦略は変わっていきます。
議論パートでは、誰かの意見に同調する、誰かをかばうなどの選択を取り、どのキャラクターを信頼し、誰を疑っていくのかを表明していきましょう。ここで怪しいキャラクターを疑う意見が多くの乗客の同意を得られれば、狙った人物のコールドスリープに近づきます。ただし、あまり自己主張が強いと反感を買ってしまうので注意。「かわいげ」や「ステルス」の能力を上げれば反感を買う危険は減り、自分の意見が説得力を持つためには「カリスマ」や「ロジック」の能力を上げるのが有効です。
プレイヤーの能力が上がっていく一方で、ゲームのルールも徐々に複雑化。毎晩ひとりの乗客をグノーシアかどうか調べられる「エンジニア」や、コールドスリープしたキャラクターがグノーシアだったかチェックできる「ドクター」などの役職が割り振られるようになります。ただし、グノーシア側がこれらの役を偽ることもできるため、グノーシアによる偽りのエンジニアの言うことを信じてしまえば、無実の人々を次々コールドスリープに送るようなことになりかねません。
最初は5人だった乗客はループのたびに増えていき、最終的には15人に。どいつもこいつもひと目で一癖も二癖もあると分かる奴ばかりで、おまけに全員が物語の根幹に絡む秘密を握っています。一緒に生き残ったり、議論で協力関係を結ぶことで、秘密を教えてくれるキャラクターも。また、最初はひとりだけだったグノーシアも複数現れ、共謀するようになります。
覚えるルールはどんどん増えますが、その分グノーシア発見の糸口も増えます。例えばエンジニアの能力で、ある人物がグノーシアだと暴いたなら、その人物をかばおうとしている者も、グノーシアである可能性が高いはず。また、確実にグノーシアではないことが分かっている乗客でも、プレイヤーに敵意を持っている場合、議論の邪魔になりそうだから眠ってもらう……なんてことも可能。
一回のループは15分程度で終わる『グノーシア』。しかし心理戦を展開し、相手の嘘を暴く楽しさ、逆に自分が嘘をついて出し抜く楽しさに加えて、上手く議論をコントロールできずに負けてしまったときの悔しさも手伝って、ついついもう少し、もう1ループだけと遊んでしまう中毒性があります。
さらに作品を貫くループの謎や、魅力的なキャラクターたちのバックボーンをもっと知りたくなる知的好奇心を刺激する要素も、通常の「人狼ゲーム」にはない本作ならではの魅力。こたつで丸くなりながら楽しむのにも最適です。
【攻略メモ】序盤で優先的に上げるのにイチオシの能力
あらゆるステータスが低い序盤は、ちょっとした発言でも他の乗客に敵意を持たれてしまいがち。これを防ぐために個人的におすすめなのは「かわいげ」を上げて憎めない人間になることと、発言をあまり注目されにくくなる「ステルス」を上げることです。もちろん「カリスマ」を上げて発言の影響力を向上させるのもアリ。好みの戦略を立てやすくするための能力を上げていきましょう。
最後に紹介するのは、先日ついに長期メンテナンスを終えた『ラブプラス EVERY』。まだ様子見をしている方もいるかと思いますが、現在は心置きなくカノジョ(筆者の場合は愛花)との楽しい毎日が満喫できています。
【ラブプラス EVERY】長期間お待たせした事に対するお詫びとして、これからゲームを始める方を含めてすべてのお客さまに向け、「お待たせしてごめんなさい ログインボーナス」を実施中です。
— ラブプラス公式 (@loveplusproject) December 12, 2019
2020/1/31(金)23:59までの期間中のログインでアイテムプレゼント。
詳細はアプリ内お知らせへ。#loveplus pic.twitter.com/x2UZG7QV7I
いまなら「お待たせしてごめんなさいログインボーナス」が手に入り、ログイン1日目~5日目まで、「銀リッチ」×2000(10連ガチャ1回相当)が毎日もらえます。さらに6日目の「ファッションチケット」×15000も要チェック。これはカノジョにプレゼントするファッションアイテムを購入するチケットで、15000はだいたいアウター、ボトムス、シューズのコーディネート一式を揃えて、まだお釣りが来るくらいのチケット数。
大好きなカノジョが自分好みの洋服を着てくれる喜びは大きく、某モンスター収集RPG最新作で女の子の着せ替えの楽しさに目覚めた方などにもおすすめかもしれません。
また、現在期間限定イベント「完成!二人だけのクリスマスツリー」が開催中で、期間中のみ手に入る特別なカードも登場。イベントでは特別なシナリオも楽しめるので、クリスマスまでにカノジョをつくっておくことを強くおすすめします。
【攻略メモ】課金するならこのガチャを回そう
もし課金をするつもりなら、課金でのみ手に入る「金リッチ」で1回だけ回せるガチャ「リリース記念ガチャ」がおすすめ。あなたのカノジョの星4(最高のレアリティ)のカードが1枚確定で手に入ります。こちらは2019年内限定のガチャになっているのでお早めに!