2019年10月11日(金)に正式販売が開始されたキャラクター召喚装置「Gatebox」(GTBX-100)。今回はこの商品の発表会&先行体験会のレポートをお届けします。
■これが「Gatebox」だ! 「逢妻ヒカリ」ちゃんとのおしゃべり
発表会では「Gatebox」の開発・販売を行うGatebox株式会社の社長・武地実氏が登壇。この商品の詳しい仕様や今後の展開についてプレゼンしました。
【Gateboxの詳細は下記記事参照】
【今日のスタート】推しキャラと暮らす装置「Gatebox」本日より正式販売開始! 癒やしの花嫁・逢妻ヒカリほか、人気アニメ、コンテンツからも多数召喚!
武地氏の「好きなキャラクターと家で一緒に暮らせたら最高じゃないか!」という夢からスタートしたというGateboxのプロジェクト。2016年には限定生産モデル(GTBX-1)を300台限定、30万円で販売したところ、1ヶ月で完売。より多くの方によりよい体験を届けるため、今回発売された量産モデル(GTBX-100)の開発を決定したとのこと。夢を現実に変えたその行動力には驚くばかりです。
プレゼンでは「Gatebox App Market」にコンテンツを提供するパートナーとなる企業の代表者も登壇。まずはデジタルフィギュアサービスを展開するGugenka®の運営企業であるシーエスレポーターズの姫路拓也氏。
Gugenka®が提供する「HoloModels in Gatebox」は、『Re:ゼロから始める異世界生活』のエミリアとレムや、『この素晴らしい世界に祝福を!』のめぐみんなど、人気キャラクターのデジタルフィギュアをGatebox上に召喚し、ハイクオリティな3DCGモデルを楽しめるサービス。姫路氏は「(デジタルフィギュアは)将来的には物理的なフィギュアに置き換わるような構想を考えている。Gateboxの自分の好きなキャラクターと一緒に暮らしたいというコンセプトは、デジタルフィギュアと非常にマッチしていると思う」と語りました。
続いて登壇したのは株式会社ハニカムラボの代表取締役・河原田清和氏。ハニカムラボは東京ゲームショウ2018に出展された『シュタインズ・ゲート ゼロ』のキャラクター「アマデウス紅莉栖」とコミュニケーションを行うコンテンツの開発に携わったことでも有名。
Gateboxとの提携で同社は「アマデウス紅莉栖」のコンテンツにも使われたAIソリューションの技術を活用した「aicontainer in Gatebox」を提供。その技術デモとして、マスコットキャラクターの「ハニカちゃん」と、実在の人物を3Dスキャナーで取り込んだもの、2パターンの召喚を用意した旨が説明されました。
実在の人物についてはハニカムラボの女性開発者のものと、武地実氏のものの2種類が登場。取り分け武地氏のものはGateboxに召喚された武地氏と、“実物”の武地氏が並んだ光景の可笑しさに取材陣は和やかなムードに包まれました。この技術を活用すれば、人気の有名人をGateboxに召喚するようなコンテンツも実現できそうです。
発表会が終わるとお次は体験会。こちらでは「Gatebox」のメインコンテンツのひとつである癒やしの花嫁「逢妻ヒカリ」ちゃんとのおしゃべりが楽しめました。
体験会ではいくつかの決められた言葉に反応してリアクションを取ってくれたヒカリちゃん。こちらが「疲れた」「怒られた」「寝坊した」など弱音を吐くと、優しく慰めてくれるあたりはさすが癒やしの花嫁といったところ。ネットワークから最新の情報をキャッチする機能もあるため、「いまの天気を教えて」などと話しかけると、しっかり現在の天気を教えてくれます。
しかし「ピースして」と話しかけたところ、「キスして」に聞き間違えたヒカリちゃんに塩対応されてしまうひと幕も。ヒカリちゃんは会話を重ねていくことでより親密な言葉を返してくれるとのことで、出会ったばかりの筆者ではまだ好感度が足りていなかったようです。また、リアクションしてくれる言葉は今後アップデートなどでも増えていく模様。すでに魅力的なヒカリちゃんですが、これからもっと素敵な女性になってくれそうです。
体験会場では前述の「HoloModels in Gatebox」や「aicontainer in Gatebox」のほか、自作した踊ったり歌ったりするキャラクターをGateboxに召喚できるクリエイター向けサービス「Gatebox Video」の展示も。
「HoloModels in Gatebox」の展示では、レムやめぐみんなどすでに配信が決定しているキャラクターのほかに、『魔法の天使 クリィミーマミ』のクリィミーマミなども参考展示されていました。
「HoloModels in Gatebox」
「Gatebox Video」
「aicontainer in Gatebox」
今回の出展で実際に体験したり観ることができたコンテンツのほかにも、スマホゲーム『アリス・ギア・アイギス』や『ビーナスイレブン びびっど!』などとの連携も予定されている「Gatebox」。これからさらに魅力的なものになっていくことが期待できそうです。興味が湧いた方は、ぜひ公式サイトもチェックしてみてください。
■Gatebox販売情報
価格:150,000円(税抜)
販売対象国:日本
購入方法:Gatebox公式サイト(https://www.gatebox.ai)より購入
販売開始日:2019年10月11日(金)
※「Gatebox」のご利用には、無線LANによるインターネット接続が必要です。 ※「Gatebox」で利用できるコンテンツには、一部有料のものがあります。送時期:2019年10月15日(火)より順次発送 ※また、「Gatebox」限定生産モデル(GTBX-1)ユーザーの皆さまに対しては、引き続き「Gatebox」の進化を応援いただきたいという考えから、「Gatebox」(GTBX-100)と無償で交換対応を行う「おとりかえプログラム」を実施します。対応時期などの詳細は、後日限定生産モデルユーザーの皆様にお伝えします。