先週、私はGoogleのゲーム機とゲーム市場に参入する可能性を話題にしました。では、本日、PCゲーム市場の話題を少し探ってみまして、面白そうな話を注目しようと思います!
PCゲーム市場と言えば、必ず「Steam」、「Origin」や「GOG.com」のようなデジタルダウンロード販売プラットフォームしか思い付けないでしょう。しかし、この欧米大企業が支配されている市場はまもなく変わるかもしれないですね。
中国新聞サイト「SCMP」によれば、中国の大手IT会社テンセントが、自社のPCゲーム配信と販売プラットフォーム「WeGame」を国際市場に展開する予定と発表しました。これで、テンセントが欧米の大企業Valve(Steamの運営会社)やElectronic Arts(Originの運営会社)と直接競争することができます。その記事によれば、WeGameの香港版は国際版になり、中国で開発されたゲームを世界中に配信するため、今開発中の段階になっております。
しかし、WeGameの話をする前にちょっとだけテンセントを軽く紹介します!
■テンセントって何ですか?
テンセント(騰訊)は中国のインターネットメディア関連の持ち株会社で、昨年一渡りに世界第5位の企業になりました。中国で彼らのSNSプラットフォーム「QQ」と「WeChat」(中国で微信と呼ぶ)が有名で、今の事態はテンセントのゲーム企業部が売上高では世界最大のゲーム会社になりました。
とりあえず、テンセントが現在所有しているゲーム会社をリストアウトします
・Riot Games-世界最大のPCゲーム「League of Legends」が有名
・Supercell-「Clash of Clans」と「Clash Royale」が有名
・Activition Blizzard- 「Call of Duty」、「World of Warcraft」、と「Overwatch」が有名
・Netmarble Games-「Lineage II」が有名
・Bluehole-「PUBG」が有名
・Epic Games-全世界で爆発的に人気な「Fortnite」が有名
・Ubisoft-「Assassin’s Creed」が有名
テンセントのゲーム企業部はただの出版社(編注:パブリッシャーのこと?)ですが、彼らはアジアで大人気のモバゲー「王者栄耀」(おうしゃえいよう)と「PUBGモバイル」のオーナとして、かなり大したことなものです。モバゲーのファンであれば、テンセントの所有するゲームをプレイしている可能性があります。つまり、私達が知らずにテンセントが世界最大のエンタメ市場を獲得しました。恐ろしいと思いませんか?
では、テンセントの紹介はここまでにして、早速本体を入りましょう。
■「WeGame」て何ですか?
WeGameは「Tencent Games Platform」と言う配信プラットフォームのアップグレード版で、中国のゲーマー達が「Twitch」のような生配信動画を見れるし、ゲームデベロッパと直接連携することもできるし、更にPCゲームを買ってダウロードすることもできる万能なプラットフォームです。
現在、約220のゲームがWeGameで配信中で、その大量なゲームはほぼ無料でプレイ系ゲームですが、海外で人気なゲームも含まれています。「Don’t Starve Together」は今年4月までにWeGameで200万台以上を販売していたので、中国のPCゲーム市場はこれからだと言われています。ところで、無料プレイゲーム(Free-to-play)は中国では一番人気なビジネスモデルです。
現時点では、WeGameは中国で最大のPCゲーム配信や販売サービスです。その理由のひとつは多分世界最大PCゲーム販売プラットフォーム・Steamはまだ中国で公式的に展開していないことだと思いますね。
■Here Comes A New Challenger!
実は、現在中国版のSteam、名付けて「Steam China」が開発中ですが、WeGameは他の欧米の配信サービスより優れているシステムがあります。それは中国向けのローカライズコンテンツとテンセントの幅広いSNSネットワークです。そのネットワークを通して、ゲーマー達はプレイしているゲームの良いと悪い点をデベロッパに伝えることができます。つまり、ゲーム制作のプロセスを参加することです。
最近のトレンドを見れば、世界中のゲーマー達がだんだん積極的になりますね。気にいらない機能やアップデートが大好きなゲームに導入されてしまったら、直ぐに評判動画を投稿し、SNSでつぶやいたりしますよ。Steamで「Early Access」というプログラムがあって、プレイヤーはあるゲームを早期に購入し、デベロッパに好き嫌いのフィードバックを伝えることができます…が、そのプログラムに対する不満、特に早期購入の価格は高すぎと言う苦情は大量に出て来ました。
WeGameは今までずっと中国のPCゲーム市場内運営していたが、国際化するとより多くのゲーマー達に新たなエコシステムを紹介されます。又は、大量の中国ゲームは無料プレイできるので、海外のプレイヤー達は早期課金する必要はない同時に、フィードバックを提供し、ゲームの最新アップデートに要求された変更が反映されることが見られる可能性も高いです。積極的なゲーマーにとっては絶対にワクワクさせる機能でしょう?
追加として、テンセントは、9億人以上のユーザー数を抱えるSNSアプリ・WeChatを通じて、WeGameで配信されたゲームを宣伝することができますよ。9億人以上のユーザー数って恐ろしすぎるよ!
注目すべきな競争相手を証明するために、WeGameは人気な新しいゲームをより多くに導入することを最近発表されておりました。その新しいゲームのラインナップはPCゲーム界で大変期待されている「Monster Hunter: World」とPC版の「Fortnite」を含まれています。(どちらもSteamで入手可能)。市場調査会社Newzooによれば、2018年のPCゲーム市場は28.6億ドル(約3兆円)規模になります。PCゲーム販売のビジネス環境に新しい挑戦者が接近中ので、この市場が予想以上に早く変化する可能性があります。
■写真提供:WeGameのホームページ
【編集長のフォロー・コラム】
ども、STARTT編集長の吉田です。
実は、ゴー君はマレーシアからやってきた弊誌の編集見習いちゃん。マレー語はもちろん、日本語、中国語、英語を読み書きできるマルチリンガルッ子なんですわ。
おもろい世界中のネタをピックアップするお仕事を任せているのですが、日本語の文章のほうは勉強中なもんで、どーしても"なんちゃって日本語"になっちゃう。でも、それも面白いかなーって、そのまま載せちゃったわけ。意味わかるしネ。
ネタの面白さと併せて、彼の日本語の上達具合も楽しんでいただけたら、と思います!
関連記事
ゴー君のなんちゃって日本語ゲームレポート 第2回「Googleがゲームコンソール市場に参入するか?!」の巻
ゴー君のなんちゃって日本語ゲームレポート 第1回「DOOMSLAYERが来た」の巻
Copyright © 1998-2018 TENCENT All Rights Reserved