RESPAWN ENTERTAINMENT新作バトルロイヤルFPS「APEX LEGENDS」がローンチから1ヶ月が経ちました。海外で「APEX LEGENDS」の開幕数時間後、ネット評判はかなり悪く見えてきました。確かに、ゲームを期待している人はいるけれども、色んな事情で海外のゲーマー達が「EAからのバトルロイヤルFPS」というアイデアは大嫌いだった。ではでは、「APEX LEGENDS」が発表された初印象と現状を見てみましょうか。
■「APEX LEGENDS LAUNCH DEVELOPER DIARY」
悪い評判のことを話す前に、この『海外のゲーマー達が「EAからのバトルロイヤルFPS」というアイデアは大嫌いだった。』という説をちょっと説明しなきゃね。海外のゲーム文化は日本と少し違って、西洋のゲーマー達はギャンブルのようなガチャシステムが大嫌いですよ。実は、ずっと昔からEA嫌いだった海外で歴史があるけど、EAは最近自分のゲームにそういうガチャシステムを段々取り組んでいて、課金さえすれば絶対に勝つという印象が与えてしまった。元々EA嫌いなゲーマーに、気分がもっと悪くなったね。
例として、2017年の「STAR WARS バトルフロント II」がローンチされたとき、「OVERWATCH」(オーバウオッチ)みたいなトレジャー・ボックス報酬と課金システムがあった。しかし、「OVERWATCH」と違って、「STAR WARS バトルフロント II」のトレジャー・ボックスで限定武器、装備や色んな強いアイテムを得られます。課金さえすればある程度のアドバンテージがあることです。これは勝負になりませんので、結構大騒ぎになりました。この事件で、「EA」のブランドが西洋ゲーマー達にさらに嫌われているというワケです。
で、「APEX LEGENDS」にどう繋がるのか?ひとまずは課金要素ですね。「APEX LEGENDS」は無料プレイであり、お金を稼ぐ方法はトレジャー・ボックス(ゲーム内:APEXパック)とコインからです。「FORTNITE」のビジネスモデルに近いですが、EAの悪い印象がせいで、評判は当然悪くなります。バトルロイヤルFPSに課金者アドバンテージがあったら絶対にアウトですからね。
第2要素は、「TITANFALL」(タイタンフォール)のファン達からの不満です。RESPAWN ENTERTAINMENTは大変尊敬されているデベロッパーなので、彼らからの新作に聞くと自然に「TITANFALL 3」と思いました。しかし、「APEX LEGENDS」の発表後、「TITANFALL 3」は現在開発中断ということは明らかになり、あれを期待しているファン達は当然ガッカリしたね。正直、100時間以上「TITANFALL」をプレイした僕も少し失望しました。伝統デスマッチ系FPSプレイヤーとして、「TITANFALL 3」の代わりにトレンドを追いかける中途半端なバトルロイヤルFPSをもらったの嫌だったな。まぁ、ここまでは「APEX LEGENDS」の発表数時間後ほぼプレイせず、ニュースを読んだり、トレーラー映像を見たり、EA大嫌い視点からきた文句でした。
だがしかし!「APEX LEGENDS」は他のEAタイトルと違います!通常ゲームリリース前のCM、PVや看板宣伝を使わずに、Twitchでの生放送発表会が終わった後、PlayStation 4、Xbox OneとWindows PCでダウンロードしプレイできます。無料だし、どんな文句や不明点があれば一回プレイしてみればわかるからな。IGNにより「APEX LEGENDS」配信開始最初3日間で、すでに1000万人のプレイヤーを集め、一週間後2500万人の総プレイヤー数が達成しました。で、ちょうど今1ヶ月後に5000万人の総プレイヤー数まで達成しましたね。これは「FORTNITE」と比べられる数値、現在世界的に大人気になっていますよ。
特に欧米で「APEX LEGENDS」はもう「FORTNITE」と「LEAGUE OF LEGENDS」より大人気です。Twitchで、「APEX LEGENDS」はずっと2月の一番人気、ビュー数が最も高いゲームでした。それは欧米YouTuberとインフルエンサーたちのおかげです。「FORTNITE」の一番人気インフルエンサーNinja、元「Counter Strike: Global Offensive」Esports選手Shroud、また他のゲーム実況コンテンツクリエーターたちが「APEX LEGENDS」にハマっているようで、評判の悪かった初印象は大逆転されましたね。恐ろしい視聴者数は多分上がり続けるでしょう。
でも、「TITANFALL」と同じ世界の新作と言っても、「TITANFALL」ならではの速さと巨大ロボットを操るゲームプレイは「APEX LEGENDS」に存在しません。実際にプレイするとどんな感じですか?簡単に言うと、「APEX LEGENDS」は今まで一番わかりやすいバトルロイヤルゲームです。スタミナを警戒しなくてもいいし、坂でスライディングすることもできるし、高いところから落ちてもダメージを受けません。しかも、ゲーム内の「Pingシステム」によって、ボイスチャットを使わなくてもチームメンバーと交流できます。「APEX LEGENDS」はUIから動き方まで、システム的には正に最高のFPSだと思います。
もうちょっと詳しく話しましょうか。「APEX LEGENDS」のPingシステムはシグナルということで、ワンボタンでチームに情報を共有する仕組みです。敵をPingすると画面に表示します。敵の気配や足跡をPingすると、その情報が全員に伝えます。装備をPingすると、ゲームのキャラクターがその装備の種類とレベルを簡潔に教えます。要するに、戦場にあるものをPingさえすれば情報があなたに伝えておくことです。めっちゃ便利じゃないですか。それだけじゃなく、もし死んでしまった場合、チームメンバーがあなたのキャラクターバナーを回収すれば、リスポーンし再参戦することができます。死んだら負けることではありません!
「見た目から判断するな」ということわざはここで合っているかな。発表後の評判が悪かったし、告知宣伝もないくせに経った数日間で世界中に一番人気なゲームになった。「APEX LEGENDS」は本当に面白い事例ですね。3月に入り、新しい「APEX LEGENDS」のコンテンツが配信する予定なので、ここからはもっと注目されますよ。僕はWindows PC(Origin版)をやっているので、チャンピオン席を奪いたいのならかかってきてください!
■「APEX LEGENDS」5000万人の総プレイヤー数が達成したIGNの記事(英語)
「APEX LEGENDS」
対応プラットフォーム:PlayStation 4/Xbox One/Windows PC(Origin)
© 2019 Electronic Arts Inc.
【編集長のフォロー・コラム】
ども、STARTT編集長の吉田です。
実は、ゴー君はマレーシアからやってきた弊誌の真素人ちゃん。真素人? ゲーム大好きッ子で、マレー語はもちろん、日本語、中国語、英語を読み書きできるマルチリンガルッ子なんですわ。
おもろい世界中のネタをピックアップするお仕事を任せているのですが、日本語の文章のほうは勉強中なもんで、どーしてもなんちゃって日本語になっちゃう。でも、それも面白いかなーって、そのまま載せちゃったわけ。意味わかるしネ。
ネタの面白さと併せて、彼の日本語の上達具合も楽しんでいただけたら、と思います! 面白かったら、何回も読んでください。トラウマ与えるぐらい!
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