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【映画レビュー】コードギアス 復活のルルーシュ:「ゼロ・レクイエム」から1年 ……“完璧な結末”の先に待つ未来とは? 熱心なファンほど賛否分かれそうな完全新作

こんばんは。小林白菜です。ジェームズ・ワン監督作『アクアマン』、デイミアン・チャゼル監督作『ファーストマン』など大作洋画が昨日から上映されている全国の映画館。しかし僕たちアニメファンにとっての今週の注目作はやはり『コードギアス 復活のルルーシュ』ですよね! 今回は本作の感想をお届けしたいと思います。



▲今回訪れた劇場は「イオンスタイル新百合ヶ丘」の6階にある「イオンシネマ新百合ヶ丘」。映画館入口に最近導入された「ハコカラ」が気になります。時間があるときに利用してみよう。



▲初回の上映時間は8:20から。夜型人間にはちょっと早い 笑



■『コードギアス 復活のルルーシュ』とは? ※過去作の微ネタバレあり


 

2006年~2007年に放送された『コードギアス 反逆のルルーシュ』と2008年に放送された『コードギアス 反逆のルルーシュR2』。TVシリーズとして放送されたこの2作はクライマックス、「ゼロ・レクイエム」と呼ばれる計画によってルルーシュが犠牲を払うことで完結を迎えました。


TVシリーズのストーリーを再構築し、一部の展開に変更を加えて2017年~2018年に掛けて上映されたのが『興道(こうどう)』、『叛道(はんどう)』、『皇道(おうどう)』の劇場総集編3部作。『復活のルルーシュ』はこの3部作の設定を元に、ゼロ・レクイエムの1年後、平和になったかに見えた世界で起こる新たな波乱が描かれます。過去作の視聴が前提となっている作品なので、劇場3部作だけでも視聴の上、映画館に足を運ぶことをおすすめします。


過去作の詳しい世界設定やシリーズに共通する魅力などは、こちらの記事を御覧ください。

『コードギアス 復活のルルーシュ』は明日公開! 改めて『コードギアス』シリーズの魅力に迫る! +【これから観るならこの作品!】


『復活のルルーシュ』あらすじ

光和2年。

世界は再編成された超合集国を中心にまとまり、平和な日々を謳歌していた。

しかし、平和は突如として終わりを告げる。仮面の男・ゼロとして、ナナリーの難民キャンプ慰問に同行したスザクが謎のナイトメアフレームに敗れ、2人は連れ去られてしまった。

シュナイゼルの密命を受け、戦士の国・ジルクスタン王国に潜入したカレン、ロイド、咲世子はそこで、謎のギアスユーザーに襲われる。

そして、その場には襲撃者に“元嚮主様”と呼ばれる、C.C.が居た。


かつて神聖ブリタニア帝国の大軍すらも打ち破った無敵の王国を舞台に、人々が描く願いは、希望か絶望か。

果たして、ギアスのことを知るジルクスタン王宮の面々と、C.C.の思惑とは——。



■「これぞコードギアス」な最高の知略バトルとルルーシュを愛した者たちへの救済


過去作に登場した主要キャラクターがほぼ総登場する本作。かつて争い合っていたキャラクターたちが、ルルーシュが残した平和な世の中でのびのびと暮らしている様子はシリーズファンとしては嬉しい気持ちにさせられます。しかし平和な日々は長く続かず、巻き起こる波乱の展開、C.C.とカレンたちの再会……。C.C.の目的、それはCの世界に精神を囚われてしまったルルーシュの復活でした。互いの目的のために協力し合うC.C.とカレンたち。この序盤の展開も面白いことは面白いのですが、何かが物足りない。やはり『コードギアス』シリーズはルルーシュが居てこその作品であると、この物足りなさが逆説的に証明しているように感じました。


だからこそ、ルルーシュが“復活”を遂げた後の展開は、まさに僕たちが求めていた『コードギアス』そのもの。大切な人を救うために動き始めるルルーシュはやはりカッコよく、かつて敵味方に別れていたおなじみのキャラクターたちが集い、共に手を取り合うシチュエーションはやはり胸が熱くなります。殺し合っていた人物たちが協力し合うのはともすればリアリティに欠ける描写になってしまいますが、皆「悪逆皇帝ルルーシュの真実」を知る者たちであることが展開に説得力を生んでいるように思います。ルルーシュと浅からぬ因縁を持ったキャラクターたちがひとりひとり過去を清算していくようなやり取りも、あの結末を辿った作品の続編だからこそのもので、これを見られるだけでも、「ゼロ・レクイエム」で胸を痛めたシリーズファンは報われた気持ちになることでしょう。


そして終盤の大規模な戦闘パートでは「これぞコードギアス!」と心が躍る知略バトルが展開されます。多くは語りませんが、ある敵の能力と野望は、「明日が欲しい」と願い、そして世界の平和を成就させたルルーシュの前に立ち塞がる宿敵として、まさに相応しいものであったように思います。シリーズ中でも屈指の絶望的な状況に立たされたルルーシュが、どのように困難を乗り越えようとするのか、ぜひ劇場で確かめてください。



■「もうひとつのコードギアス」としてならば受け入れられる


多くのファンがコードギアスの魅力として挙げるのは数多の魅力的なキャラクターの想いが交錯していく人間ドラマかと思います。その点では、誰に魅力を感じているかで、本作から受ける印象は大きく変わるかもしれません。C.C.がお好きな方ならきっと大いに満足できるでしょうし、一方でTVシリーズから役割が大きく変わったあるキャラクターのファンは、少々不満が残るかもしれません(筆者もそうです)。


『コードギアス 反逆のルルーシュ』全シリーズと『復活のルルーシュ』の監督を務める谷口悟朗氏は本作のパンフレットで「TVシリーズはあれはあれで完結していると考えている」と述べています。『復活のルルーシュ』はあくまで劇場3部作のその先を描いた作品、ルルーシュとの別れを嘆いたキャラクターたちが、ほんの少しだけ自分の気持ちに折り合いを付けるチャンスを与えられた、「あり得たかもしれないもうひとつの可能性」。そう考えれば、TVシリーズの綺麗な思い出はそのままに、本作を楽しむことができるかと思います。


いずれにせよ、本作が『コードギアス』という作品世界、そしてルルーシュという世界で一番優しい嘘つきを愛してしまった方にはぜひ一度観ていただきたい作品なのは間違いありません。



■『コードギアス 復活のルルーシュ』はこんな方にオススメ!


・『反逆のルルーシュ』の物語のその先を観たい方

・『反逆のルルーシュ』のキャラクターたちの活躍をもっと観たい方

・「ゼロ・レクイエム」で心に傷を負った方

・C.C.が好きな方

・「TVシリーズ」と「劇場総集編3部作+本作」を“別物”と割り切れる方



▲上映1週目の入場者特典はCLAMP描き下ろしの「ルルーシュ×スザク」ミニ色紙。ふたりのファンはぜひお早めに劇場へ!


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©SUNRISE/PROJECT GEASS・MBS


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https://startt.jp/article/2019/02/09/54640
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