ウォルト・ディズニー・ジャパンが提供する公式映像配信サービス「ディズニーデラックス」で2019年12月26日より配信が開始されたスター・ウォーズ初の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」。1月17日のエピソード4の配信で前半4エピソードが出そろいました。
ここでは前半4話の見どころと主要キャラクターについてチェックしていきましょう。
とその前に。本作はシリーズもののスピンオフということで、スター・ウォーズの映画ナンバリング本編(現在劇場公開中の「スカイウォーカーの夜明け」が第9作)を知っておかなければ話が分からないんじゃないの? という声も多いのですが、実際のところ“舞台設定はスター・ウォーズであるけれども、主要キャラクターはゼロから作られた完全新作”なので、映画を見返す必要はあまりありません。もちろん、映画を見ていれば、キャラのバックグラウンドにピンとくることもありますが、そういう知識がなくても“宇宙が舞台のマカロニウエスタン”として十分に楽しめます。
作品の舞台設定としては第6作「ジェダイの帰還」で銀河帝国が滅亡した後の辺境宇宙・アウターリム--新共和国の統治が未だ及ばない無法地帯の星系となります。もっとも、旧共和国時代でもちゃんとした統治はされてなかったらしいですが……。
とある氷の惑星の酒場に降り立ったマンダロリアン(マンドー、ペドロ・パスカル/日本語吹替:阪口周平)。彼はとある賞金首を追い求めていました。酒場でとある男に絡むならず者どもを一蹴した後、その男――賞金首と接触します。
しぶしぶマンドーの宇宙船に乗り込むが、脱走をたくらむ賞金首。しかしマンドーに見つかりカーボンフリーズされてバウンティハンター・ギルドへと送られることに――。
バウンティハンター・ギルドのリーダー、グリーフ・カルガ(カール・ウェザース/日本語吹替:楠見尚己)はマンドーに新たな仕事をあっせんします。それは滅亡した銀河帝国の将校とおぼしき人物・クライアントが捜索している賞金首を生死を問わず連れてくること。報酬には大量のベスカーと呼ばれる金属を提供するという。
ベスカーは、マンダロリアン族のまとう装甲に用いる強硬な金属というだけでなく、生涯を装甲をまとって生きるマンダロリアン族には精神の支柱とも呼べる大切なもの。ベスカーは先の大戦で銀河帝国がほとんど没収してしまっていた。
マンドーは依頼を引き受けることにしたが、将校と行動を共にする銀河帝国のドクター・パーシングは生きたまま賞金首を連れ帰ることをマンドーに嘆願します。
賞金首のいる惑星に到着したマンドーは、現住生物ブラーグに襲われるも惑星の住民であるアグノート(ニック・ノルティ/日本語吹替:堀越富三郎)に助けられ、プラーグの扱い方とある人物の居場所について教えられます。しかし、その居場所は、銀河のならず者たちが巣くう危険な場所でした。
同様の依頼を受けていた賞金稼ぎドロイド・IG-11(タイカ・ワイティティ/日本語吹替:上田燿司)と共闘し、マンドーが機転を利かせて窮地を脱出してならず者たちを蹴散らします。そして、ついに、ある人物のいる建物へ入ると……。
ある人物とは、50年も生きているのに、いまだ赤子のような姿をした種族(種族の名前は明かされていない)“ザ・チャイルド”でした。IG-11は"賞金首を抹殺せよ"との指令どおりにザ・チャイルドにブラスターの銃口を向けます。そこでマンドーの下した判断とは――!
ザ・チャイルドを救い、クライアントのもとに連れて帰ろうとするマンドー。しかし、宇宙船は何者かによって荒らされ、航行不能な状態に。それはジャワたちによってパーツが奪われたからだった。ジャワのトレーラーを追うもすんでのところでトレーラーから落とされるマンドー。アグノートとともにジャワの住処まで行き、パーツを返すように要求するも、ジャワたちはただで返す気はなく、ある物との交換取引をふっかけてきます。それは洞窟に住む猛獣マッドホーンの卵。たった一人で立ち向かうマンドーだったが、それはあまりにも無謀すぎる戦い。しかし、それを見たザ・チャイルドが手を伸ばすと……。
マンドーはザ・チャイルドを無事にクライアントに届けます。しかし、バウンティハンターの掟によりその後ザ・チャイルドがどうなるのかは話してくれませんでした。
そこでマンドーはクライアントからザ・チャイルドを救出するために秘密基地への侵入を試みます。ストームトルーパーを倒し、無事ザ・チャイルドを救出するも、その先にはガルカと賞金稼ぎが待ち構えていた。多勢に無勢、かつての仲間たちに追い詰められるマンドーだったが……!
追うものから追われる身へ――追手と化したかつての同胞から逃れるため、マンドーは開発の進んでいない惑星ソーガンへと着陸します。しかしそこには同じ境遇を持った“先客”が――マンドーは元ショック・トルーパーのキャラ・デューン(ジーナ・カラーノ/日本語吹替:鷄冠井美智子)に追手と間違えられ急襲されてしまいます。
その夜、マンドーは辺境の農村の住民から盗賊退治の依頼を受けます。身を隠すのにうってつけと考えたマンドーはキャラと共に村へと向かい、盗賊の偵察を行います。しかし、盗賊は帝国の軍用兵器であるAT-STを所有していることが判明。撤退を受け入れない村の住民に対し、マンドーとキャラは住民に軍事訓練を受けさせて即席の兵士にし、マンドーたちが囮になって盗賊のアジトを急襲、AT-STを落とし穴にはめて戦闘不能にする、という作戦を実行します。AT-STが罠を警戒し、落とし穴の直前で射撃戦術に切り替えるなどのトラブルがあったものの、AT-STを罠にはめて盗賊の撃退に成功します。
ザ・チャイルドが村の子供たちと遊び始め、頃合いと考えたマンドーはザ・チャイルドを置いて一人で村から旅立とうとします。しかし、村の外にはすでにザ・チャイルドのトラッキング・フォブを察知したバウンティハンターの影が……!
●主要登場人物をチェック!
マンダロリアン(マンドー)
マンダロリアンとは惑星マンダロア出身の戦士の総称。主人公であるマンドーの本名は語られず、またヘルメットも脱ぐことはありません。というのもヘルメットを脱がされたら戦士としての死を意味するという掟があるようです。かつてマンダロアでは“大粛清”が行われ、マンドーは両親を殺され戦争孤児となります。稼いだ賞金の一部はかつての自分と同じ孤児のために使われるようです。
ブラスターとスナイパーライフルを駆使し、敵を倒していく姿はまさに戦闘民族としての姿を見せつけます。一方で、巨大な現住生物との戦いで無様にやられるシーンでまだまだ無敵ではないこともわかります。
最初は任務のために戦っていたマンドーでしたが、ザ・チャイルドとの邂逅をきっかけに自分の信念で立ち向かうようになっていきます。マンドーの技術と精神、両面の成長も今後の物語の軸となるところでしょう。
グリーフ・カルガ
バウンディハンター・ギルドのリーダーで、マンドーの面倒を見ている保護者のような立ち位置です。しかし、今回のザ・チャイルドの捕獲作戦にはギルド全員が参加していたことに加えクライアントから多額のリベートを貰っていたことも明らかになります。
ザ・チャイルドの位置を示すトラッキング・フォブをギルドの賞金稼ぎたちに与えており、クライアントからザ・チャイルドを奪還したときに、フォブの信号を発信していたことなどを考えると、クライアントと密接な協力関係にあることが伺えますが……?
IG-11
第5作「帝国の逆襲」に登場した賞金稼ぎドロイド・IG-88と同系統のドロイド。機械ならではの正確な動きを駆使して敵を倒していく姿は圧巻でした。
が、反応できないほどの大量の敵を目の前にして、鹵獲防止のための自爆プロトコルを発動。しかも狙って撃たれたらその場で爆発しそうなコアを露出する始末です。なんたるチキン!
チキンぶりはさておいて、IG-11の与えられた任務はザ・チャイルドの“殺害”。これでマンドーのカルガに対する信頼が揺らぎます。そのため、マンドーにより機能停止させられてしまったIG-11、果たして後半4話で復活はあるのか?
アグノート
ザ・チャイルドが捕らえられていた惑星の住民で、マンドーに現住生物のブラーグの乗り方・扱い方を教えたり、ジャワとの交渉を行ったりと非常に親切なキャラクターです。
ザ・チャイルドの救出を手助けするために多くのバウンティハンターと行動していましたが、連れて帰れたのはもちろんマンドーだけ。アグノートの真意も謎に包まれています。
キャラ・デューン
元帝国のショック・トルーパー(リーダー格の上級兵士)で、エンドアの戦い(第6作「ジェダイの復活」)で反乱軍と戦い、帝国の崩壊後は帝国残党の後始末や要人警護などの任務を行っていました。しかし、仕事のハードさに“自主的に早期除隊”して上官から追われる身となっていて、惑星ソーガンでの隠遁生活を送っていました。
その戦闘能力・特に格闘術はマンドーにも劣らないものがあるだけでなく、指導力・カリスマ性も高いリーダー格の女戦士です。なお、演じているのは「デッドプール」「ワイルド・スピードEURO MISSION」などにも出演経験を持つ元MMA選手のジーナ・カラーノです。
前半4話で主要な登場人物が出そろうわけですが、まだ4話が残っています。「マンダロリアン」は1話あたり約30~40分、つまり2時間半あれば4話まで追いつけるわけです。
マンドーとザ・チャイルド(その姿も含めて!)の運命はどうなるかは、スマホ・タブレットやAndroid TVなどを使ってディズニーデラックスでチェックしましょう!
●ディズニーデラックスとは?
ウォルト・ディズニー・ジャパンが提供する、ディズニー公式の動画配信サービスで、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズの4大コンテンツを配信しています。スター・ウォーズは本編8(「ファントム・メナス」~「最後のジェダイ」)作品、「ローグ・ワン」「ハン・ソロ」の劇場映画作品に加え、アニメ作品なども配信中。
ほかにも「アイアンマン」「マイディ・ソー」「アベンジャーズ」などのディズニー配給のMCU作品、ディズニー/ピクサーのアニメ映画、テレビシリーズなど、多くのコンテンツが用意されています。映像の視聴はPC/Mac/iPhone/iPad/Android/Android TV/Apple TV/Amazon FireTVなどで行えます。
料金は月額770円(税込)で、支払方法はクレジットカードもしくはドコモ回線との合算となります。はじめてなら初月無料となっています。
ディズニーデラックス公式サイト:https://www.disney.co.jp/deluxe.html
●「スター・ウォーズ:マンダロリアン」作品概要
ストーリー:
帝国の崩壊から約5年後、ファースト・オーダーが台頭する前の物語。この時代の銀河には中央政府が存在せず、始まったばかりの新共和国の法も銀河の辺境の開拓星には届かない。人々は自分の身は自分で守るしかなく、無法者たちは誰からも干渉されずに独自のルールで生きている。そんな時代にバウンティハンター(賞金稼ぎ)として生きる一匹狼の凄腕ガンファイター、マンダロリアンは、T字型バイザー付きマスクに象徴される惑星マンダロアの戦士のアーマーに身を包み、誰も寄せ付けないほどの圧倒的な強さを誇っていた。ある日マンダロリアンは、バウンティハンター・ギルドのリーダーであるグリーフ・カルガからある高額な報酬の仕事を依頼される。その仕事とは、ある標的を連れてくること。早速、目的地に向かったマンダロリアンだったが…
主要キャスト/日本語吹替キャスト:
マンダロリアン(マンドー):ペドロ・パスカル (阪口周平)
キャラ・デューン :ジーナ・カラーノ (鷄冠井美智子)
グリーフ・カルガ :カール・ウェザース (楠見尚己)
クライアント :ヴェルナー・ヘルツォーク (伊藤和晃)
アグノート :ニック・ノルティ (堀越富三郎)
アーマラー :エミリー・スワロー (藤 貴子)
IG-11 :タイカ・ワイティティ (上田燿司)
主要スタッフ:
クリエイター:ジョン・ファヴロー
製作総指揮:ジョン・ファヴロー、デイブ・フィローニ、キャスリーン・ケネディ、コリン・ウィルソン
監督:デイブ・フィローニ(第1話)、リック・ファミュイワ(第2話)、デボラ・チョウ(第3話)、ブライス・ダラス・ハワード(第4話)、タイカ・ワイティティ
脚本:ジョン・ファヴロー、デイブ・フィローニ、リック・ファミュイワ、クリス・ヨスト
配信サイト:
ディズニーデラックス(https://www.disney.co.jp/deluxe.html)
チャプター1~4:好評配信中
チャプター5:1月24日配信開始予定
以後、新エピソードを毎週金曜日に配信予定(全8話)
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