2019年8月24日(土)、キャラクター&ホビーイベント「C3AFA TOKYO 2019」会場のメインステージで行われた『ゾイドワイルド ZERO』特報ステージ。このステージイベントでは、10月から新たに始まるTVアニメ『ゾイドワイルド ZERO』の放送日時や、メインキャスト陣、作品の世界観の詳細などが公開されました。
リリース情報については下記の記事をご参照ください。
こちらの記事では、イベントに登壇した加戸誉夫監督と、声優の千田葉月さん、内田真礼さんの発言など、このイベントだけの情報を中心にお届けします! 野上翔さん、保村真さん、日笠陽子さん、増田俊樹さんからのメッセージ動画も到着し、大いに盛り上がったイベントの雰囲気が少しでも伝われば嬉しいです!
【UPDATE】一部文章の誤りを修正いたしました(8月27日10:15)
イベントではまず、前作『ゾイドワイルド』から世界観を一新した『ゾイドワイルド ZERO』の詳細な設定が明らかに。物語の舞台は遠い未来の「地球」に。ゾイドの暴走で滅びかけている未来の地球では、ゾイドとの共生を目指す「共和国軍」とゾイドを兵器として利用して力を誇示する「帝国軍」が争っており、主人公・レオとヒロイン・サリーは地球再生を目指す旅に出るとのこと。
最新PVも公開され、本作の放送日時が2019年10月4日(金)夕方5時55分になることが発表されました。
ここで本作で監督を務める加戸誉夫監督と、ヒロインのサリー・ランドを演じる千田葉月さんが登壇。加戸監督がゾイドシリーズの監督を務めるのは1999年の『機獣新世紀ZOIDS』、2001年の『ZOIDS 新世紀/ゼロ』に続いて3作目にして18年ぶり。監督の口からは『ゾイドワイルド ZERO』における前作との違いや、裏話などが飛び出しました。
乗り手が直にゾイドにまたがり、激しくぶつかり合うゾイドから振り落とされることなく肉弾戦が行われていた前作『ゾイドワイルド』。『ゾイドワイルド ZERO』ではリアリティを重視して、乗り手は操縦用のスーツを着込んでキャノピーのあるコクピットに乗り込むという、往年のゾイドファンにはお馴染みの設定に戻したことが明かされました。
また、主人公のレオたちは惑星Ziからの移民の出身であることも判明。過去作と完全に別世界のおはなしでは無さそうで、前作とのつながりや詳細な時系列などもアニメの放送が始まれば明らかになるかもしれません。
続いて声優の内田真礼さんも登壇し、行われたのはメインキャストの発表。ただし内田真礼さんが演じるキャラクターは「まだ内緒」とのこと。監督からは内田さんのキャラクターに関して「(千田 葉月さん演じる)サリーのお父さんの…?」というヒントが飛び出しました。
『ゾイドワイルド ZERO』メインキャスト
レオ・コンラッド:野上 翔
サリー・ランド:千田 葉月
バズ・カニンガム:保村 真
ジョー・アイセル:日笠 陽子
クリストファー・ギレル:増田 俊樹
?????:内田 真礼
メインヒロイン・サリー役に選ばれた千田葉月さんは「サリーはどんな女の子?」と聞かれると、「まっすぐで、純粋で、一生懸命な女の子」と回答。また、サリーは自分とは違い落ち着いているので、演じるときはこの違いを意識していると語りました。サリーの演技を求められると「あなたたちと行きます。だから、この人たちには手を出さないで」というシリアスな台詞を熱演。この台詞がアニメのどこで発せられるのか、楽しみです。
その後、会場に来ることができなかったキャスト陣のメッセージ動画を上映。野上翔さんと増田俊樹さんからは、いずれも「小学生の頃ゾイドのアニメを観ていた」というコメントが飛び出し、歴史あるシリーズに参加できることが光栄であると語られました。ちなみに増田俊樹さんは「真っ赤な恐竜のゾイドが好きだった」とのことで、おそらくジェノブレイカーのことだと思われます。
保村真さんは2004年の『ゾイドフューザーズ』にディドという役で参加しており、主要キャラクターとしてシリーズに戻ってくることができた嬉しさを語りました。日笠陽子さんはマネージャーからオーディション結果の報告があった際のやり取りを面白おかしく再現。「いま2分の1っす」「もう9割決定っすわ」といったマネージャーのくだけた言葉づかいの再現で、会場は和やかな雰囲気に包まれました。
内田真礼さんも弟の内田雄馬さんと一緒にゾイドのアニメを観ており、実家にはプラモデルもあったことを公言。「ゾイド愛」に満ちたキャスト陣によって紡がれる全く新しいゾイドワールドに、期待は増すばかりです。
最後にメインキャスト陣の直筆サインがパッケージに描かれた『ビーストライガー』をプレゼントする抽選会が行われ、ステージイベントは盛況のうちに終了。加戸監督の「3度目ですが、面白いものになっていると思います。スタッフも楽しんで苦しんでつくっているのでご期待ください」という自信に満ちたコメントが、イベントを締めくくりました。
世界観を一新した『ゾイドワイルド ZERO』。加戸誉夫監督の復帰や、ゾイドの兵器としてのカッコよさも追求されている点などからも、『機獣新世紀ZOIDS』時代のファンもいっそう楽しめる作品になっていることが期待できます。もちろん「ワイルドブラスト」など、前作『ゾイドワイルド』を踏襲した要素の数々も見逃せません。
10月4日の放送が、いまから楽しみです!
テレビ東京系6局ネットで10月4日から毎週金曜 夕方5時55分から放送開始!
【あらすじ】
ゾイドとは、銀河の彼方に生息する、戦う意思を持った金属生命体である。
惑星が最後を迎え、人類は第二の故郷として地球を目指すが、ゾイド因子の暴走と不慮のタイムワープで、突如、21世紀の地球にゾイドが出現。ゾイドによる破壊と度重なる地殻変動で地球は一度滅びた。
レオは自ら発掘したビーストライガーを相棒に、地球の未来を左右する少女サリーと
冒険の旅に出発した。
【キャスト】
レオ・コンラッド:野上 翔
サリー・ランド:千田 葉月
バズ・カニンガム:保村 真
ジョー・アイセル:日笠 陽子
クリストファー・ギレル:増田 俊樹
【スタッフ】
原作:タカラトミー
監督:加戸 誉夫
シリーズ構成:荒木 憲一
キャラクターデザイン:坂﨑 忠
音響監督:松岡 裕紀
音楽:平野 義久
アニメ制作:OLM
© TOMY/ZW製作委員会・テレビ東京