最大9人対9人の海戦アクションを楽しめる『World of Warships: Legends』(以下、WoWSL)。PlayStation 4を持っていれば誰でも無料で遊べるオンライン対戦ゲームです。
軍艦の動きは他の対戦ゲームに比べてゆっくりなので、反射神経はさほど必要ありません。それよりも大事なのは、マップをよく見て戦況を読むチカラ。「最近のゲームは若いモンにはかなわん!」と感じている筆者のようなおっさんゲーマーでも、十分戦力になれる(かもしれない)貴重な対戦ゲームなんです。
まずは短めの動画を見てください。ね? 楽しそうでしょ!
現在本作に登場する艦種は巡洋艦と戦艦、駆逐艦の3種類。プレイヤーは日米英のさまざまな軍艦を操作して、敵チームの殲滅を目指します。そして試合で経験値やクレジットを貯めると、新しい軍艦の開発ができるようになります! WoWSLは対戦ゲームが好きな人だけでなく、ミリタリー好きにもオススメなタイトルなんです。
ここまで説明すると簡単なゲームに聞こえるかもしれません。ですが初めてプレイした人は、起動したはいいものの、どうやって始めていいのか戸惑ってしまうかもしれません。
実はこのゲーム、2015年にPC版としてリリースされた『World of Warships』のPS4版。家庭用ゲームとしてかなり遊びやすくデザインされていますが、よくも悪くもPCゲームの名残りが残っています。そこで本稿では、「遊びたいけどよくわからん!」という読者のために、WoWSLの基本的な遊び方を紹介したいと思います。
初めにWoWSLをプレイすると、3隻の軍艦が画面に表示されています。それぞれ特徴が異なりますが、まずはゲームに慣れるために、1回ずつ使ってみましょう。これらの艦は消えないので、慎重に選ぶ必要はありません。気に入らなかったら何度でも乗り換えられます。
直感で軍艦を選んだら戦闘開始です。初めのうちは対人戦ではなくCPUとの戦い(AI戦)なので、神経質に戦う必要はありません。操作に慣れるまでのチュートリアルだと思ってプレイしてみましょう。戦闘は敵の艦をすべて沈めるか、どちらかのチームが1000ポイント獲得したら終了します。
戦闘が始まったら、まず初めに操作方法を確認しましょう。「OPSIONSボタン」から「設定」を開くと操舵や増速、発射などが表示されるので、ゲーム内であれこれ試してみましょう。
WoWSLは艦の操作が独特で、初めは戸惑うと思います。舵をきってもなかなか曲がらないし、減速してもピタッと止まりません。海の上の乗り物なので、そういうものだと思って慣れましょう。
試合を初めて数十秒〜数分すると、敵艦が見えてくるはずです。赤いアイコンの軍艦はすべて敵なので、主砲の射程まで近づいて攻撃しましょう。
ここでアドバイスをヒトツ。軍艦の交戦距離は数キロ以上も離れているので、適当に撃っても当たりません。面倒かもしれませんが、必ず「L2ボタン」を押して「双眼鏡モード」にしてから砲撃しましょう。FPSで言うところのスナイパーライフルのような感じです。
双眼鏡を覗いて狙っても、敵艦との距離が離れていると命中は難しいかもしれません。その理由は、着弾するまでの間に敵艦が動いてしまっているからです。なので、砲撃をする際には砲弾が敵に届くまでにかかる時間を考えて、敵艦の進行方向に撃たなければなりません。コレがWoWSLでもっとも重要なテクニック。
10km以上離れていてもビシビシ当てられるように、何度も砲撃してコツを掴みましょう。なお、着弾までにかかる時間は照準の左側に小さく表示されています。
試合が終わると、戦果に応じて経験値とクレジットを得られます。これを使って艦を強化させましょう。軍艦によって強化できるアップグレード(パーツ)はさまざまですが、主砲の射程が伸びたり機動力がアップしたり、いいことばかりです。
さらに一定以上の経験値を得た艦は、次世代の新型艦を購入可能になります。「CHIKUMA(筑摩)」で経験値を貯めた場合は「TENRYU(天龍)」、「ALBANY(オールバニ)」で貯めた場合は「ST.LOUIS(セントルイス)」が購入可能になっているはずです。これらの艦は世代ごとに「Tier」と呼ばれるランクがつけられています。初めに選べる筑摩やオールバニははTier1で、次に開発できる天龍やセントルイスがTier2です。現在、Tier7まで実装されています。
なお、Tierの高い艦を確認したい場合は、「作戦本部」から「艦艇」を選択すると、ツリー構造のリストが表示されます。初めに選べる3隻は巡洋艦でしたが、Tier2で駆逐艦、Tier3で戦艦に分岐します。乗ってみたい艦を考えながら、ツリーを進めて行きましょう。もちろん、全艦のコレクションを目標にするのも楽しみ方のひとつです。
何戦かプレイすると、プレイヤーレベルが上がって対人戦に出撃できるようになります。対人戦にチャレンジするには、「作戦本部」の「戦闘」から「通常」を選ぶだけです。この戦闘モードが最大9対9の対人戦です。通常戦は「対 AI」モードよりも得られる経験値やクレジットが多いので、効率よく稼げます。
運が悪いと何連敗もすることがありますが、活躍すれば経験値はもらえます。負け戦だと思っても、最後まで戦った方がよいです。
以上がWoWSLのゲームの基本的な流れです。超簡単に紹介したので紹介から漏れてる部分が多数ありますが、遊んでいればわかるはずです。まずはWoWSLをインストールして、海戦バトルに挑んでみてください!
WoWSLに登場する3種類の艦種「巡洋艦」と「駆逐艦」、「戦艦」の特徴を大雑把に紹介します。軍艦を開発するときの参考にしてください!
○巡洋艦
走攻守のバランスがよいオールマイティーな艦種。なにを選ぶか迷ったら、とりあえず選んでおけば間違いがない。初心者にオススメなのは、日米の巡洋艦。イギリス艦は主砲から放つ弾種にクセがあるのでWoWSLに慣れてから使った方がよい。
○駆逐艦
速力に優れた小型の軍艦で、超強力な魚雷がメインウェポン。船体が小さいため、敵に見つかりにくいのが特徴。また、一定時間だけ敵からの視界を遮る「発煙装置」を発動できる。戦場での主な仕事は、高速で移動し続けながら索敵すること。しかし敵に近づきすぎると見つかってしまい、あっという間に沈められてしまう。
○戦艦
大口径の主砲を装備した艦。装甲が厚くHPも多いので、なかなか沈まない。さらに一定量だけダメージを回復できる「修理班」が使えるため、継戦能力は高い。長い射程を活かした遠距離砲撃で、敵の巡洋艦や戦艦を沈めるのが主な仕事。欠点は主砲のリロードの遅さと、機動力の悪さ。また、船体が大きいので遠方から敵に見つかってしまう。
■『World of Warships: Legends』
対応機種:PlayStation 4
メーカー:Wargaming.net
発売日:発売中
価格:基本プレイ無料