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『Bladed Fury』中華ファンタジー剣戟アクションの傑作誕生! 美麗なグラフィックで綴られる春秋戦国時代の復讐劇:ダウンロード・ゲーム最前線(第3回)

「剣戟(けんげき)アクション」というゲームジャンルをご存知でしょうか? 剣と剣がぶつかり合うスピーディな攻防が楽しめるアクションゲームのことです。


そんな剣戟アクションの新たな傑作が中国で生まれました。その名は『Bladed Fury』。PCのゲーム販売プラットフォーム「Steam」で2018年12月18日にリリースされたタイトルです。



■春秋戦国時代の史実を元にしたファンタジー、グラフィックには『朧村正』の影響も


■Bladed Fury トレーラー

 

『Bladed Fury』の世界観は、実在の春秋戦国時代の歴史と、幽霊や妖怪が跋扈するファンタジーを組み合わせたもの。


主人公「季姜」は斉国の王姫。ある日、季姜は父である「斉康公」に取り憑いていた化け物を打ち倒しますが、戦いの最中に父は死亡。臣下の「田和」の謀略によって父殺しの汚名を着せられてしまいます。本作は命からがら追手から逃げのびた季姜が、汚名を晴らし、囚われた姉を救出するため旅をする、復讐の物語なのです。


中華ファンタジー世界を彩るのは墨絵風のタッチながらデフォルメを効かせた美しいビジュアル。日本でも多くのゲーマーに受け入れられそうな魅力的な絵造りです。本作を開発したNEXT Studioは中国のTencent(テンセント)傘下の開発会社。熱狂的なアクションゲームの愛好家が集結しており、Steamのストアページで公開されている「プレイヤーの皆様への手紙」では本作のビジュアルは日本が生んだ剣戟アクションの傑作『朧村正』の影響を受けたものだと明記しています。

Bladed Fury:プレイヤーの皆様への手紙



▲流れるような曲線で描かれた季姜のキャラクター造形は魅力的



■優れた駆け引きが楽しめる戦闘システム



『Bladed Fury』の戦闘システムはいたってシンプル。季姜は所持した刀によって敵を攻撃し、敵の攻撃には回避やガードで対処していきます。ピンチの時に役立つのは使用に制限があるものの強力な召喚技「英魂」。体力が減ってきたら、アイテムを消費して回復を行います。どの操作も直感的でレスポンスが良く、季姜の動作にストレスを感じることは一切ありませんでした。



▲操作性は実に良好、季姜を自在に操ることができる



【攻撃】

季姜の初期装備は二本の「小太刀」。その後「大剣」を入手し、このふたつの武器を使い分けてゲームを進めていきます。「小太刀」は素早い連撃が繰り出せる武器で、隙が少なく、あらゆる局面で使いやすいのが特徴です。「大剣」は隙が大きいものの威力が高く、飛び道具を跳ね返せるなどの特性も持っています。



▲小太刀と大剣を適切に使い分けることが上達の鍵となる



【防御】

敵の攻撃には回避とガード(霊障)で対処していきましょう。攻撃に合わせてタイミングよくガードを行えば「完璧」……いわゆる「パリィ」が発動。攻撃を弾き、敵を一瞬無防備にできます。スキルを入手すれば「完璧」発動後、強力な反撃を放つことも可能。ダメージを受けるリスクを負いながら見事返り討ちにするのは、本作のプレイ中、最も気持ちがいい瞬間かもしれません。



▲完璧なタイミングで発動するから「完璧」ということらしい



【英魂】

ボスキャラクターを倒すことで、彼らの能力を呼び出す「英魂」が手に入ります。「英魂」には広範囲への高威力の攻撃や、敵の動きを遅くするなど様々な効果があり、どれも非常に強力。使用回数に制限がある上に連発はできませんが、苦戦を強いられた際には迷わず使用することをおすすめします。



▲弱点を露出したボスの動きを遅くし、より多くの攻撃を叩き込むといった使い方も可能



■バリエーション豊かな敵キャラクターたち

本作は登場する敵キャラクターもバリエーション豊か。兵士や将軍といった人間だけでなく物の怪や幽霊も登場し、ボスキャラクターでは腕をカラクリ仕掛けにしたサイボーグまで襲いかかってきます。彼らは能力も多彩で一例を挙げれば、飛び道具を駆使して攻撃してくるもの、空に浮いていて空中攻撃でなければ攻撃が当てづらいもの、「大剣」で鎧の耐久値を削らなければダメージが通らないものなどが存在します。敵の頭上に「崩」「穿」などの文字が表示される攻撃は、特定の防御手段が通じない攻撃を示しており、プレイヤーは咄嗟に適切な方法で対処する判断力を求められます。



▲「崩」と出る攻撃は、ガードを崩されてしまうものの「完璧」で弾くことは可能



▲「穿」と出る攻撃はガードも「完璧」も不可能、回避するしかない



要所で待ち受けるボスとの戦いはなかなか歯ごたえのある難易度。後半は何度も倒されながら、行動パターンの把握に努めることになるでしょう。それぞれの行動に適切に対処していく学習能力と反射神経が問われます。



▲ボス戦の導入では力強いタッチでボスの名が表示される。激闘を予感させる緊張の瞬間だ。



本作の戦闘で特に素晴らしいと感じたのは、必要のない武器や技、スキルといったものが見当たらないこと。敵が少数ならば隙の少ない「小太刀」で戦ったほうが反撃を受けにくいのですが、大勢を相手にする場合、リーチが長くダウンを奪いやすい「大剣」が有効です。また、「完璧」を狙うよりも回避した方が安全ですが、より迅速に敵を葬るならば「完璧」後の反撃は必須。この操作をマスターしないと後半の戦いは厳しくなります。


「大剣」は飛び道具を弾き返すこともできるものの、大振りなのでタイミングを合わせるのにコツが必要。ジャンプによる回避も時には有効ですが、空中ではガードができないなど、どの行動にもメリットとデメリットがあり、これらを考慮に入れた立ち回りが要求されます。どの武器や技、スキルにも活用する機会があり、リスクが大きいものは成功すればリターンも大きい。そんなフェアな駆け引きが楽しめるのは『Bladed Fury』の取り分け秀でた部分だと感じました。


ちなみにこれは難易度「普通」でプレイしたときの話。難易度「簡単」でプレイすれば、少しアクションが苦手な方でも爽快にゲームを進めることができそうです。



■『Bladed Fury』物語の導入と、中盤までの戦闘シーンを一部お届け!


 

※導入部は一部の会話・戦闘シーンをカットしています



■ゲームを彩る成長・謎解き・やり込み要素



剣戟アクションによる戦闘がゲームプレイのメインとなる『Bladed Fury』ですが、その他の要素もよく出来ており、完成度の底上げに貢献しています。



■様々な機能が備わったセーブポイント

本作では要所に配置された灯籠がセーブポイントになっていて、回復やスキルの習得を行う拠点としての役割も担っています。回復アイテムの補充もこのセーブポイントでしか行えないため、アイテムを使い切り、次のセーブポイントにいつ辿り着けるか分からないときの戦闘は、緊張感が漂います。前述した「完璧」後の反撃技の習得や、習得済みの技の強化、回復アイテムの所持数上限を増やすなど、スキルの獲得を意味する「昇格」もこのセーブポイントで行います。



▲スキルは敵を倒して手に入る「荒魂」を消費して習得する



■仕掛けや謎解きが配置された危険な道中

道中ではちょっとしたパズルを解くことで開く扉や、炎が吹き出す道をタイミング良く駆け抜ける局面など、戦闘以外にもいくつもの試練が待ち受けています。試練の数々はバリエーション豊かですが、そこまで頭を悩まされるものはありません。あくまでゲームをマンネリ化させないための絶妙なスパイスといった塩梅です。



▲冷静にタイミングを見計らえば切り抜けられる仕掛けも、体力が残りわずかな時はヒヤヒヤものだ



▲季姜の最大HPを増やしてくれる人物に出会うことも メインルートを少し外れた場所に居ることが多い




4~5時間程でエンディングまで辿り着ける本作ですが、一度クリアすればより高い難易度「困難」で遊べるようになる他、限られた回復アイテムで連続してボスに挑んでいく「挑戦」モードをプレイすることもできます。アクションの技術を磨くことに喜びを感じる人ならば、1,010円という販売価格よりずっと高い価値を見い出すことができるでしょう。



■『Bladed Fury』をプレイすれば中国産ゲームの未来が楽しみになる!



近年、オンラインゲームを中心に存在感がどんどん大きくなってきている中国のゲーム産業。『Bladed Fury』のような小規模だけれど高い完成度が光るゲームが日本語化され、僕たちに届けられる事例が増えつつあることにも注目です。


今後も日本のゲーマーにおすすめしたい優れたタイトルがたくさんリリースされることに大いに期待したいところですが、まずは『Bladed Fury』をプレイして、日本のゲームに勝るとも劣らない面白さ、異なる文化によって育まれた世界観の興味深さを味わっていただきたいと思います。



■ゲーム情報

タイトル:Bladed Fury(原題:幽林怪談)

対応機種:PC(Steam)

発売日:12月18日(火)予定

価格:1,010円[税込] ※12月27日(木)6:00現在、30%OFFの707円で販売中!

Steamストアページはこちら


■公式サイト(英語)


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2018-12-27 06:00
小林白菜
2018-12-27 06:00
小林白菜
この記事のURL
https://startt.jp/article/2018/12/27/54325

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