検索
ランキング
▶ Home

ランキング
人気
ランキング
人気
「メぇぇぇ~~~リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!!」クリスマスにインターネット・ミームとして拡散する『ロックマンX3』ネタの全貌とは!?

12月25日、今年もクリスマスがやってきた。


そして今、Twitterでは狂気に満ちたメリークリスマスの挨拶がトレンド入りする勢いでツイートされていると思われる。実際に昨年、一昨年もトレンド入りするほどツイートされた。Twitterの仕組みの関係上、部分部分が切り取られてトレンド入りする、シュールな形となったが。今年もそうなってしまうのだろう。たぶん。


しかし、この挨拶はなんだ、と疑問に思う人も少なくないのではないかと思う。


これは『ロックマンX3』というゲームに登場する「ヴァジュリーラFF」と呼ばれるキャラクターが、同作を原作とした漫画のある場面で叫んだ台詞である。


◆漫画から始まり、クリスマスのインターネット・ミームになったヴァジュリーラFF


まず『ロックマンX(エックス)』について紹介しよう。



『ロックマンX』は1987年にファミリーコンピュータ用ゲームソフトとして発売され、シリーズ化を遂げる人気を獲得したアクションゲーム『ロックマン』の新章として誕生した作品。1993年12月17日にスーパーファミコン用ゲームソフトとして発売された。


人間に限りなく近い自我を持つロボット「レプリロイド」と人間が共存する未来を舞台に、暴走したレプリロイド「イレギュラー」を取り締まる「イレギュラーハンター」で主人公の「エックス」が、同僚で親友の「ゼロ」と共に元上司でイレギュラー化した最強のハンター「シグマ」の脅威に立ち向かうという、初代ロックマン以上にハードでシリアスな世界観と物語が特徴で、アクションゲームとしての完成度の高さも相まって、初代ロックマンに負けない人気を獲得し、シリーズ化。1994年12月16日には続編『ロックマンX2』が発売され、続く1995年12月1日に三作目の『ロックマンX3』が発売された。



「ヴァジュリーラFF」はこの作品の悪役「Dr.ドップラー」が開発した警備用レプリロイドで右腕でもある「ナイトメアポリス」の一人。金色を基調とした体、額にある勾玉をモチーフとした意匠が特徴だ。その容姿と名前の通り、由来は仏教における法具「ヴァジュラ」から来ているとされる。同じナイトメアポリスの一人で、巨体が特徴の「マンダレーラBB」もまた、金剛力士をモチーフとしたキャラクターになっている。


性格は冷静沈着で言葉遣いも丁寧。

だが、その裏には自らの力に対しての自信とプライドの高さを覗かせている。


そのようなキャラクターが何故、狂ったようにメリークリスマスと叫んだのか。全ての発端は、講談社『コミックボンボン』誌に連載された、本作を原作にした漫画にある。


この漫画もまた、シリーズの人気を後押しした存在。漫画家の岩本佳浩氏によって執筆された本作は、重厚な作画、原作の世界観を掘り下げ、時に逸脱も恐れない挑戦的なオリジナル要素、息を飲む戦闘シーン、硬派な台詞回しでゲームを遊んだことのない人も魅了させる作品として好評を博すのみならず、ゲームを制作したカプコンからも注目された。



続編『ロックマンX2』からはその傾向が強くなり、次の『ロックマンX3』では、一歩踏み込んだものへ昇華された。そのため、登場人物と設定はゲームを踏襲しつつ、前二作以上に異なる展開が描かれる内容になっている。


特に強烈な存在感を見せたのがヴァジュリーラだ。物語の終盤、彼とマンダレーラはエックスとゼロに挑戦状を叩き付け、ドップラーによって強化された力で二人を倒す。しかし、トドメは刺さず、英雄である二人を公開処刑し、その模様をライブ中継して全人類を絶望させようと企む。処刑決行日は……12月25日クリスマスの午前6時。


これを阻止するため、二人を後方支援するケイン博士を始め、仲間達はエックスを強化させるためのパーツを与えるべく奮起するが、敵側も増援を呼ぶなりして抵抗。パーツを届ける役を担った、漫画版オリジナルの女性キャラクターである「マーティ」も、処刑場に辿り着くもヴァジュリーラの力の前に翻弄される。


原作のゲーム同様、漫画でも冷静沈着で言葉遣いも丁寧なヴァジュリーラだが、この時はエックスとゼロに勝利し、処刑できる喜びから醜悪な本性を現し、著しくキャラクターが崩壊。助けに来たマーティをいたぶるなど、エックスの最期を見せ付けようとした。そして、午前6時を迎えたその時、彼は叫んだ。



これより先、どんな展開が描かれるのかは漫画本編でご確認いただきたい。


この一連の展開が読者に強い印象を残す形となり、インターネットが台頭して以降にはファン界隈でアスキーアートも作られた。作者の岩本氏も自身のウェブサイトにクリスマスの度、ヴァジュリーラのネタイラストを描き下ろして公開している。

そして、今ではTwitter上で多くのユーザーが台詞を発する形に。


以上が全ての大元となる。このシーンに限らず、この漫画版『ロックマンX3』には強烈な印象を残す場面が多くある。寄生チップに取りつかれたエックスが衝撃的な幻覚を見たり、エックス自身が漫才師にされたりなど。


後に復刊ドットコムより刊行された復刻版の岩本氏のあとがきには、この時の自分は何かに取りつかれていたのかと述懐している。ゲームを知らずとも楽しめ、知っていると鬼のような狂気に触れることもできる内容になっているので、ご興味があれば拝読いただきたい。より詳細にストーリーを辿りたいなら、最初の一巻からぜひ。


◆クリスマスのこの日にゲームでヴァジュリーラと戦おう!



折角だし、原作のゲームでヴァジュリーラと会いたいなら、2018年7月27日にNintendo Switch、PlayStation 4、Xbox One、PCで発売された『ロックマンX アニバーサリーコレクション』がお薦めだ。


ただ、まずは最初に始まるオープニングステージをクリアした後、8体いるボスの内の二体を倒さなければならない。



倒すと会話イベントが始まり、ヴァジュリーラ、マンダレーラがステージ攻略中に乱入してくるようになる。


乱入してくるポイントは、全てのステージに存在する何もない小部屋。ここを通過しようとすると、ランダムで彼らが現れ、戦闘になる。



▲ヴァジュリーラはジャンプした後、エックス目がけて突撃してくる。ほかに追尾する火炎弾、エックスを動けなくするリングも飛ばしてくる。最初はどちらも1発しか出さないが、体力が半分以下になると2発連続で撃ってくるようになる


▲攻略法としては、火炎弾とリングを撃ってきたときは回避に集中。自身の攻撃は突撃後の着地時を狙う。突撃はエックスの位置に合わせてくるので、上手く誘導して潜り抜けたら、すぐに振り返って攻撃だ


▲ヴァジュリーラの体力ゲージをカラにすれば勝利だ。だが、彼はそのまま逃げてしまい、後の最終ステージで再戦することになる。その再戦がどんなものになるのかは、実際に見てのお楽しみだ


実は逃さずにその場で倒す方法もある。やり方は簡単で、各ステージを攻略したあとに手に入る特殊武器で攻撃するだけ。明かしてしまうと「フロストシールド」、「トライアードサンダー」のいずれかの武器でトドメを刺せば、ヴァジュリーラをその場で倒すことができる。


しかし、倒したら後々の再戦は?

実はそこが『ロックマンX3』の面白いところでもある。

何が起こるのか、それもまた実際に見てのお楽しみだ。


◆今、ヴァジュリーラと一戦交えるなら『アニバーサリーコレクション』が買い!



とは言え、ヴァジュリーラは強い。ゲーム序盤の大きな壁でもある。



アニバーサリーコレクションでプレイする場合、つらく感じたら「かけだしハンターモード(Rookie Hunter Mode)」を使おう。これをONにすれば、難易度を下げて本編を遊ぶことができる。やり方はハードごとに異なるが、Nintendo Switch版なら「-ボタン」を押してメニュー画面を出し、選択するだけだ。あるいはゲーム選択&起動画面で選べばいい。


他にも『ロックマンX3』はNewニンテンドー3DS、WiiU、Wiiのバーチャルコンソールで単品販売もされている。ただ、こちらには難易度を下げるモードはないのでご注意されたし。



2018年12月17日でロックマンXシリーズは25年目を迎えた。これを機に、クリスマスと強く関連した『ロックマンX3』を境にシリーズに触れてみてはいかがだろうか。


アニバーサリーコレクションは『ロックマンX5』以降の四作をまとめた『ロックマンX アニバーサリーコレクション2』と共に全機種でダウンロード版がセール価格で販売される。各ハードごとの割引率、終了日時は以下を参照頂きたい。


・Nintendo Switch版:25%OFF(※2019年1月9日午前9時59分まで)

・PlayStation 4版:25%OFF(※2019年1月8日午後23時59分まで)

・Xbox One版:17%OFF、ゴールドメンバーであれば25%OFF(※2019年1月4日午後8時まで)

・PC版(Steam):25%OFF(※2019年1月4日午前3時まで)


▲ちなみにアニバーサリーコレクションでは、「グッズカタログ」で漫画版も紹介されている

それでは、締めに聖なるこの日に相応しいひと言を。


「メぇぇぇ~~~リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!!」



©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED. 岩本佳浩 / CAPCOM 1996年~1997年、2005年



2018-12-25 06:00
シェループ
2018-12-25 06:00
シェループ
この記事のURL
https://startt.jp/article/2018/12/25/54306
関連記事


Page Top