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【短期連載】『プリキュア』15周年記念企画! プリキュア全シリーズ大紹介!!【後編】

『プリキュア』歴代15作品の紹介記事も、ついにラストとなりました。


そして当記事の公開日である10月27日(土)は『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』の公開日でもあります。


■『映画HUGっと!プリキュア♡ ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』エンディングダンス映像

 

全てのプリキュアが揃い、そして全員が喋るのは、『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』以来なんと7年ぶり。そして7年前のプリキュアが21人だったのに対し、今年の映画に登場するプリキュアは、倍以上の55人。プリキュアの数だけのドラマと共に、『プリキュア』シリーズは15年の歴史を紡いできたのです。


この記事を読んでから、気になったプリキュアに注目して映画を鑑賞するもよし。映画を鑑賞して、心惹かれたプリキュアを当記事で掘り下げるもよし。あなたとプリキュアが幸福な関係を築く助けになれることを願って、最後まで筆を走らせて行きたいと思います。


【短期連載】『プリキュア』15周年記念企画! プリキュア全シリーズ大紹介!!【前編】

【短期連載】『プリキュア』15周年記念企画! プリキュア全シリーズ大紹介!!【中編】


【後編】となる今回ご紹介するのはこちらの5作品。


■ハピネスチャージプリキュア!

■Go!プリンセスプリキュア

■魔法つかいプリキュア!

■キラキラ☆プリキュアアラモード

■HUGっと!プリキュア


何かと話題の現行作『HUGっと!プリキュア』はもちろんのこと、いずれの作品も子どもたちに大いなる夢と希望を与えてきた素晴らしい作品ばかりです。


それでは、各作品の紹介に移らせていただきます。



【シリーズ11作目】ハピネスチャージプリキュア!


2014年2月~2015年1月放送

●登場プリキュア

キュアラブリー/愛乃めぐみ(CV:中島愛)

キュアプリンセス/白雪ひめ(CV:潘めぐみ)

キュアハニー/大森ゆうこ(CV:北川里奈)

キュアフォーチュン/氷川いおな(CV:戸松遥)


プリキュアシリーズ10周年記念作品。オープニング曲の冒頭で、毎週ひとりずつ過去作のプリキュアが登場し、「10周年ありがとう」のメッセージを視聴者に伝える演出が成されていました。世界中にそれぞれの国や地域を守るプリキュアが居るなど、10年を掛けてプリキュアという存在が広く認知されたからこそ可能な世界設定も異色だった一作です。


キュアラブリー/愛乃めぐみとキュアプリンセス/白雪ひめ、2名体制でスタートする本作ですが、実はひめは故意ではないものの敵組織「幻影帝国」復活の切っ掛けをつくった張本人。故に幻影帝国の手によって姉の氷川まりあを奪われたキュアフォーチュン/氷川いおなはひめのことを憎んでいます。


また『Yes!プリキュア5』『Yes!プリキュア5 GoGo!』以来久々に男女の恋愛感情を主軸のひとつとして扱っているのも本作の特徴。ただ本作は上記2作とは異なり、恋愛が生み出す悲しみや憎しみといったネガティブな感情も含めて扱っており、「幻影帝国」の女王、クイーンミラージュが悪に落ちたのも彼女の想い人である「地球の神」ブルーが無自覚に彼女を傷つけたことが原因のひとつだったりします。


ひめといおな、クイーンミラージュとブルーなどの関係性からは「行動」に伴う「責任」、そして真っ直ぐに人と向き合うことや互いを「赦し合う」ことの大切さといったものが浮かび上がってきます。


全ての試みが上手く行ったとは言い難い作品です。けれど15年を経てなおプリキュアシリーズが新しい挑戦を続けていられるのは、シリーズが描ける表現の幅を恐れず広げようとする、本作のような作品が道を作ったからこそなのだと思います。



【シリーズ12作目】Go!プリンセスプリキュア


2015年2月~2016年1月放送

●登場プリキュア

キュアフローラ/春野はるか(CV:嶋村侑)

キュアマーメイド/海藤みなみ(CV:浅野真澄)

キュアトゥインクル/天ノ川きらら(CV:山村響)

キュアスカーレット/紅城トワ(CV:沢城みゆき)


「プリンセス」をテーマにしたプリキュア。本作が提示する「プリンセス」とは「強く、優しく、美しく」を兼ね備えた女性のこと。王子様の存在や家柄とは無関係、そして強さとは腕っぷしのことではないですし、美しさも外見のことではありません。


「小さい頃に読んだ絵本に出てくるプリンセスのような人になりたい」という夢を持つ主人公のキュアフローラ/春野はるか。けれどプリンセスなんて職業は存在しない。じゃあプリンセスになるってどういうこと? そんな雲を掴むような問いに対して本作は1年を掛けて完璧な答えを導き出しました。それは一言で言い表せる類のものではなく、1年間はるかたちの成長を見守り続けた者だけが得られる実感であり、常に女の子に夢と希望を与え続けてきたプリキュアシリーズのストーリーにおけるひとつの到達点だったと言えます。


はるかと共にプリキュアとして戦う仲間は才色兼備の企業令嬢、誰もが憧れる読者モデル、そして異界の本物のお姫様と、3人共「プリンセス」と呼ばれてもおかしくない女の子。けれど彼女たちもはるかのひたむきさに触れ、誰かに張られたレッテルとしてのプリンセスではない、自分だけの生き方を自らの手で選び取れる女性へと変わって行くのです。


力強くも美しい演出やアニメーションも出色の出来である本作。気になるプリキュアを一通り観終えたら、シリーズにおけるマイルストーンとして、必ず観てほしい一作です。



【シリーズ13作目】魔法つかいプリキュア!


2016年2月~2017年1月放送

●登場プリキュア

キュアミラクル/朝日奈みらい(CV:高橋李依)

キュアマジカル/十六夜リコ(CV:堀江由衣)

キュアフェリーチェ/花海ことは(CV:早見沙織)

(キュアモフルン/モフルン(CV:齋藤彩夏))


魔法の存在しない、僕たちの住む世界と限りなく近い世界に住む女の子、朝日奈みらいと、魔法界からやってきた少女、十六夜リコとの出会いから始まる作品。全く違う文化によって生まれ育ったふたりでも、互いを尊重し合うことで掛け替えのない絆を結ぶことができるという、希望に満ちた温かい物語でもあります。


ファンタジックな設定が目立ちますが、本作の優しい物語が現実世界の未来に対する願いを含んだものであることは、OP主題歌2番の「生まれた 国が違う ギャグのツボや 文化が違う でも二人が 手を繋げば 無敵ってワケ」「人はね みんな違う 愛し方や 痛みも違う その違いが”素敵”だって 今なら言える」などの歌詞からも明らかでしょう。


第1話で、みらいが赤ん坊の頃から大事にしていた”くま”のぬいぐるみ「モフルン」が喋れるようになりますが、これは魔法界でも説明のつかない現象です。そしてそれはきっとみらいがモフルンと話したいと願い続けていたから叶った”奇跡”。


願いが必ず叶うとは限らないけれど、願って、言葉にして、行動に移さなければ絶対に叶うことはない……本作において”奇跡”とは、願いを叶えるために祈り続けた人に、いつか訪れてくれるかもしれないものとして描かれています。この一貫した描写が、終盤の誰もが涙する感動の展開へと繋がっているのです。


みらいとリコの強く深い絆。そしてモフルンと3人で育てた妖精の子、はーちゃん(花海ことは)。全く別々の存在である4人がひとつの家族のようになり、そして迎える最終回。あなたはきっと満面の笑みを浮かべることになるでしょう。



【シリーズ14作目】キラキラ☆プリキュアアラモード


2017年2月~2018年1月放送

●登場プリキュア

キュアホイップ/宇佐美いちか(CV:美山加恋)

キュアカスタード/有栖川ひまり(CV:福原遥)

キュアジェラート/立神あおい(CV:村山知)

キュアマカロン/琴爪ゆかり(CV:藤田咲)

キュアショコラ/剣城あきら(CV:森なな子)

キュアパルフェ/キラ星シエル(CV:水瀬いのり)

(キュアペコリン/ペコリン(CV:かないみか ))

(リオ(CV:皆川純子))


「スイーツ」をテーマにしたプリキュア。シリーズで唯一肉弾戦を封印した作品でもあります。ホイップクリームやチョコレート、マカロンといったスイーツを模した攻撃手段は華やかで、画面内を所狭しと動き回る彼女たちを観ているだけで楽しくなってしまいます。


活発でバンド活動をしている子や、引っ込み思案のスイーツオタク。何でも完璧にできてしまう故日々に退屈している大人びた美少女などバラバラな個性を持ったプリキュアたち。「好きなもの」も全然違う、全く異なる個性を持った女の子たちが共にパティシエとなり、「スイーツ」という共通の「好き」を通して絆を深めていく物語は、前作『魔法つかいプリキュア!』の異なる価値観を持った者同士の相互理解というテーマをより多角的に描こうとしたものと考えて良いでしょう。


しかしそれは決して簡単なことではなく、敵の親玉である「ノワール」や、彼に仕えるジュリオやビブリーといったキャラクターは、他者からの拒絶や嫉妬に端を発する相互不理解の末に悪に染まってしまった者たち。


いちかたちプリキュアも、最初からみんな気が合っていたワケじゃなく、スイーツ作りに苦戦してみんなで試行錯誤したり、プリキュアとして協力し合ったりしたことでお互いを信頼できるようになっていきます。甘くて美味しいスイーツは、実はそんな苦労の果てにできている。人と人も、諦めず歩み寄ることで同じように”甘くて美味しい”関係になれるかもしれない。本作を観ると、そんな希望を抱かずにはいられません。



【シリーズ15作目】HUGっと!プリキュア


2018年2月~放送中

●登場プリキュア

キュアエール/野乃はな(CV:引坂理絵)

キュアアンジュ/薬師寺さあや(CV:本泉莉奈)

キュアエトワール/輝木ほまれ(CV:小倉唯)

キュアマシェリ/愛崎えみる(CV:田村奈央)

キュアアムール/ルールー・アムール(CV:田村ゆかり)


記念すべき15作目となるプリキュアシリーズ最新作。「なんでもできる! なんでもなれる! 輝く未来を抱きしめて!!」のキャッチコピー通り、視聴者が未来の可能性を信じられる作品になっています。


永遠に明日が来ない世界を目指す悪の企業「クライアス社」が敵対組織ですが、本作でプリキュアたちが戦っているのは彼らだけではありません。「女の子もヒーローになれる!」「男の子もお姫様になれる!」といった台詞が話題となりましたが、本作が戦うのは子どもたちが「なりたい自分」になるための障害となる固定観念。性別や生まれ、育ちによって生き方が決まってしまう不条理こそ「プリキュアたちが何とかすべき問題」と捉える本作は、暗澹たるニュースもあった2018年に生まれるべくして生まれた作品と言えるでしょう。


『HUGっと!プリキュア』が発するメッセージは今はまだ眩し過ぎるかもしれませんが、本作を観て育った子どもたちが大人になったころ、本作の主張が当たり前の価値観になっていることこそが本当のゴールなのかもしれません。



以上で『プリキュア』シリーズ全15作品の紹介を終わります。


これまでの歩みを知ることで今回の映画はより一層楽しくなるはず。あなたがご自身にとって最高のプリキュアと出逢えることを願って、結びの言葉とさせていただきます。


■『HUGっと!プリキュア』公式サイト

■『映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』公式サイト


©ABC-A・東映アニメーション

©2018 映画HUGっと!プリキュア製作委員会

2018-10-27 12:00
小林白菜
2018-10-27 12:00
小林白菜
この記事のURL
https://startt.jp/article/2018/10/27/53953

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