1975年に公開され、配給収入50億を超える大ヒット映画となった、スティーブン・スピルバーグ監督の「JAWS」。同監督の出世作である「激突(原題: Duel)」の要素をトラックからサメという生物に当て込んだ作品としても有名だ。
ちなみに、JAWSのヒット以降、柳の下のドジョウでなく、柳の下のサメを狙うかのように数え切れない程のサメパニック映画が今もなお作られ続けている。
正直その90パーセント以上が、いわゆるC級映画的なものだが、あえてそのすき間を狙っているという部分もあり、味になっているのも事実だ。ちなみに、筆者が個人的に好きなのは「シャークネード」シリーズでもなく、「ダブルヘッドシャーク」でもなく、「ディープブルー」だったりする。
この作品だけはガチでよく出来ているよ。
さて、今回はJAWSのNESゲームの紹介なのだが、もちろん日本のファミコンでは未発売。それがどうしてなのかは以下の記事を読み終わった後にきっとご理解いただけるだろう…。
そして約1分程度この水中のシーンは続いて、再び海上で舟を操作するシーンに切り替わります。で、また海面をフラフラ「流して」いるとまたエンカウント。
このゲーム、マジで何をして良いのか最初は分からず、マップも広い様で狭い。次第に理解したゲームシステムは、貝殻を集めて、数箇所ある港へ行くと自分のレベルがアップ! すると次第にジョーズにダメージを与えられる様になるのだ。
まあ、簡単にいうと「貝殻=経験値・お金」であり、港に行くとその集めたものでレベル・武器を買えるって感じかな。
いかがでしたでしょうか…。これで日本のファミコンに何故移植されなかったのかが痛い程御理解できましたでしょ?
さて、次回は異星から地球を訪れ、光学迷彩を使い姿を消し、人を狩りまくるアイツのゲーム。ダイジョウV!!(ちなみに、この作品は一応、日本のファミコンにも移植されているよ)
■今回紹介したNESゲーム
「JAWS」
ジャンル:海洋サメパニック
発売元:LJN
発売日:1987
©️1987 LJN TOY’S LTD.TM
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