2018年9月1日(土)に行われた第4回パデル企業対抗戦。WEBマーケティング事業を主軸とするIT企業「株式会社ネットフロンティア」が見事に優勝を果たしました。
4回目を数えるこの大会。参加企業は年々増え(第1回の参加企業5社)、今回は30社が参加しましたが、そのうち26社がIT企業。IT系中心にブームが来ているのは、一般社団法人日本パデル協会(以下JPA)を立ち上げた中塚浩二氏と玉井勝善氏の人脈によるところが大きいと言えます。
中塚浩二氏は、ゲームの開発やローカライズを行うIT企業の代表取締役。玉井勝善氏も元々はIT企業の創業経営者でした。
JPAは、そんな二人が中心となり、日本でのパデル振興のために2016年6月に設立された団体です。
スポーツ史上、最も急激に競技者人口を増やしているラケットスポーツ「パデル」とは、周囲を強化ガラスで囲まれたコートで板状のラケットを使用する、テニスとスカッシュを合わせた様な競技。
プレイヤーはコート上はもちろん、周囲の壁の反発も使ってラリーを行います。
1970年代にスペインで生まれた比較的新しいスポーツですが、スペインではテニスの3倍の競技人口に成長しています。サッカーのイニエスタ選手やテニスのナダル選手らスペイン勢だけにとどまらず、アルゼンチンのメッシ選手等もパデルが趣味であることを公言しています。
日本では、『キャプテン翼』で知られる漫画家の高橋陽一さんも55歳でパデルに出会い、すっかりハマっていらっしゃるとのこと。
使用するラケットが、その素材や形状からどこに当たってもボールが飛ぶこと、コートだけでなく壁も使って打ち合うのでラリーが長く続くことなどから、初心者でもすぐゲームが楽しめるようになるのがパデルの魅力。
ラテン発祥のスポーツらしく、観戦しながら飲食をして盛り上がることが許されており、海外ではパデルを観ながらアサード(南米スタイルのバーベキュー)を楽しむ“パデル&アサード”という観戦スタイルがエンターテイメントとして広く楽しまれています。
まだまだ日本での知名度は低く、パデルコートの数も限られていますが、8月11日(土)にオープンした「スポル品川大井町」にもパデルコートが設置され、今後ブレイクする可能性が高まってきています。