ダニとの戦いは相も変わらず続いております。100均のダニ取り剤はあまり効果が感じられませんが、針葉樹のおがくずを使った保養場に移したノコギリクワガタはかなり元気です。ええ、平気で脱走して壁を登るくらいに。ちなみに上の写真は脱走中のところを発見したノコ1号です。
ダニを発見してから約1週間。戦いはまだまだ続いております。コクワガタのケースにも繁殖が確認され、対処に追われております。しかし最初の大繁殖が確認された、元カブトムシのつがい、後にノコギリクワガタのつがいが暮らしていたケースでのダニの繁殖はどうやらおさまったようなので、いったんケースの中を確認してみることにしました。
一時期ケースの壁にダニがコロニーを作るくらいひどいもんでしたが今はほとんどなにもいません。そこで中の土をざーーーっとあけます。
レジャーシートをしいて、中の土をあけ、慎重に崩していきます。カブトムシのメスがここに住んでいたのはおおよそ4~6週間ほど前。その後はノコギリクワガタが2週間ほど住んでいました。上手くすると卵、もしくは孵化したての幼虫がいるかもしれません。万一の期待を込めて土をならしていると・・・。
!? なんか動いた? そんな気がして慎重に、でも急いで土を払いのけます。すると・・・。
いました! カブトムシの幼虫です! ノコギリクワガタだとしたらまだふ化していないはずなので間違いないでしょう! ふ化からまだそれほど経っていない生まれたてほやほやの子です!
さらに慎重に調べたところ、幼虫4匹、卵2個を見つけることができました!
あっという間に死んでしまったカブトムシたちでしたが、しっかりと自分の生きた証を小さなケースの中に産み残しておりました!
残念ながらノコギリクワガタの卵や幼虫を見つけることはできませんでした。時期的に見てもそろそろ難しいとは思いますが、ダニの除去は大分進んでいるので、折を見て再度産卵体制を整えてみようと思います。ああ、コクワガタの方もなんとかしないとなあ・・・。
さて、それにしても・・・。カブトムシの幼虫って、どうやって育てればいいんだろう?
右も左も分からないことだらけですが、せっかく生まれたこの幼虫、なんとか来年の夏を迎えさせてやりたいものです。これからバンバン勉強しなければ! この子たちの命は、私が預かっているのですから!
(写真・文:早川清一朗)
【STARTT’s POV ~スタート視点~】
ついに新しい命が芽生えましたね。おめでとうございます。早川氏!
ところで、カブトムシのオスてのはドイヒーな連中で、メスが餌食ってても平気で無理やり交尾します。交尾中はヤサスィ~ものの、すること終わっちゃうと急にメスを投げ飛ばして、自分が餌を独占したり・・・。
まさに男の風上にも置けないヤツですが、それなのに子だくさん。カブトムシのメスてのは意外にダメンズウォーカーなんですかねぇ。
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