先週はまたアメリカで大イベントが行われました。そう! 先週はSDCC(サンディエゴ・コミック・コンベンション)でした! 面白いコスプレやインタビュー記事が出てきましたが、一番エキサイティングなのはWarner Brosさんの発表会ですよね。
沢山映画の予告動画が公表されてて、ワクワクと感じられます。特にゴジラだぜ! キング・オブ・モンスターズってカッコよくないですか? 一番期待しているのはアレだ!(シン・ゴジラは大変良かったけど、2014年のハリウッド版ゴジラも半端ないと思います)
しかし、SDCCが開催されている同時に、Esportsシーンには面白い展開があった。先週の土曜日に、国際オリンピック委員会(IOC)がスイスのローザンヌにあるオリンピック博物館でEsportsフォーラムを開催しました。
ショックを受ける前に、残念なのはこれはEsportsをオリンピック競技に認定されることではありません。このフォーラムの目的はEsports、ゲームメディア産業、オリンピック・ムーブメントの間の対話を開始することによって、お互いにもっと深く理解し、将来の共同作業を確立することでした。フォーラムには何名のプロEsports選手、ゲーム企業の投資家、デジタルメディア専門家などを含め、約150人の代表者が参加しました。
■興味があれば、ぜひフォーラムの動画をご覧ください
残念ながら、IOCは何の字幕も用意しなかった。マッタク!仕事量が増えたよ!(TдT)
フォーラム全体はおそらく4~6時間ぐらいかな?ディスカッションが多くて全てを見るのはさすがにキツイです。しかし、見た分の内容にいくつかの面白い意見が議論されたので、それのキーポイントをまとめて見ました。
・Esportsに基づいた競争の精神はオリンピックと同じです。(例:国際Esports選手達の交流、Esports大会のソーシャル感、沢山の人が集まる能力など…)
・Esportsでよく登場したゲームは暴力の美化がため、オリンピック競技に認定されることにはまだまだ障壁があります。
・Esportsの視聴率が大変上昇している時代に対して、次の世代に届くためにはデジタルメディアを認めなきゃいけないとIOCが認識しました。
・世界中のスポーツ機関には、オリンピック協会だけがEsportsに何の投資もしていません。
・Esportsを慎重に支える重要産業(例:選手のヘルスケアをサポートする医療機関、Esports選手を保護する法的機関など…)は未だに既成されていません。
・既存のオリンピック競技に比べて、Esportsにはほぼ男性に独占されています。今後は男女平等の課題をもっと重視しなければいけないと言うことです。
・Esportsの特徴は視聴者が選手と交流することがよく見られています。オリンピックスポーツの場合には前代未聞の仕組みだそうです。
・今回のフォーラムを皮切りに、国際スポーツ連盟機構(GAISF)と国際オリンピック委員会(IOC)が「Esports Liaison Group」を設立しました。
・Esports Liaison Groupを通して、ディスカッションを取り続き、コラボレーションの分野を特定することは目的にしました。
・Esports Liaison Groupのメンバーが、今年の10月5-6日にブエノスアイレスで開催する予定の「Olympism in Action Forum」にEsportsについて発表します。
・次のEsportsフォーラムは今年にいくつの場所で行います。2回目は11月5-7日に開催するGAISF IF Forum、3回目は11月28-29日に東京で開催する予定です。
・IOCの会長は次のオリンピックサミットでEsportsをオリンピック競技として議論する予定です。
まぁぁ、フォーラムで議論したものは大体こんな感じです。オリンピック委員会はやっとEsportsの重要性を気づきましたね。
私はスポーツに苦手な子です。マレーシアにいる時にも、バドミントン以外には、どんなスポーツにも参加したくなかった。逆に、機会があれば必ず友達と一緒にチームを組んで、Counter-Strike 1.6に他のチームと競争します。(年齢がばれてしまったかな?ww)今、FPSで競争する能力はもうなくなったが、Counter-Strike:Global OffensiveのEsports大会やEVOでの格闘ゲ大会などを見るのは楽しみです。だから、ずっと昔からオリンピック大会でEsportsを見るのは、ある意味で私のゲーマーとしての夢でした。
その夢を実現される前に、一番大変なのはゲームでの暴力の美化と言うことですね。確かに、オリンピックは常に平和と健全な競争を追求することで、オリンピック競技で「Counter-Terrorist vs. Terrorist」のような画面を見るのは考えられないわ。(笑ww)ただ、その障壁を越えられると、スポーツ業界には新たな価値を生み出せるかもしれません。
文章は大変長くなって申し訳ないですが、これは本当に面白い展開になったと思います。世界最大のスポーツコミュニティーがEsportを認める戦いはこれからです。
■Esportsフォーラムのニュース(IOC公式サイトより)
■写真:「Godzilla:King of the Monsters」予告動画より
【編集長のフォロー・コラム】
ども、STARTT編集長の吉田です。
実は、ゴー君はマレーシアからやってきた弊誌の真素人ちゃん。真素人? ゲーム大好きッ子で、マレー語はもちろん、日本語、中国語、英語を読み書きできるマルチリンガルッ子なんですわ。
おもろい世界中のネタをピックアップするお仕事を任せているのですが、日本語の文章のほうは勉強中なもんで、どーしてもなんちゃって日本語になっちゃう。でも、それも面白いかなーって、そのまま載せちゃったわけ。意味わかるしネ。
ネタの面白さと併せて、彼の日本語の上達具合も楽しんでいただけたら、と思います! 面白かったら、何回も読んでください。トラウマ与えるぐらい!
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