『インディーゲーム』とは、インディーズ・ゲームの略で、大手ゲーム会社に属さず、個人や小規模の開発チームで制作されるゲームのこと。少人数制作だからこその”自由な発想力”を武器に、独創的なゲームデザイン、自由なテーマで作られるインディーゲームがウケて、海外のゲームシーンで一大ブームになっている。しかも最近では、日本国内でもPlayStation4やSwitchといった家庭用ゲーム機で気軽に遊べるようになったんだから遊ばない手はないでしょ!
というわけで、オモロイゲームには目がない『STARTT』では、日本国内で遊べるインディーゲームをご紹介していきますよ。みんなやろうぜッ!
ゲームの出来が良すぎて寝る
すっかり春ですね〜。近所の梅も咲き始めました。こんなぽかぽか陽気には、のんびりとゲームプレイしながら過ごしたいもんです。
そこで今回の『いまから始めるインディーゲーム』では、のんびりゲームプレイを楽しめるタイトル、牧場生活シミュレーションRPG『スターデューバレー(Stardew Valley)』(Nintendo Switch版)を紹介しま〜す。
【ザックリどんなゲーム?】
・田舎暮らしを満喫できる牧場シミュレーションRPG
【ザックリ素敵なとこは?】
・のんびりノーストレスなゲームプレイ
・ベテランゲーマーの郷愁を誘う2Dドット絵
・心和むBGM
・近い将来、マルチプレイ可能
■インディーゲームのスター、Nintendo Switchに降臨!
『スターデューバレー』は、発売から2ヵ月足らずで100万本売り上げたという、インディーゲーム界のビッグヒットタイトル。筆者も当時、ニュースサイトで知って驚いたもんです。しかもそれが、ドット絵で描かれた牧場経営シミュレーションRPGっていうんだから二度ビックリ!
ドット絵で描かれた素敵な世界観と、なんとも言えぬ優しい楽調のBGMにイッパツで惚れ込んじゃった。なんでだろ? 3D CGバッキバキのエフェクトがバシバシの忙しないゲームばっかやってると、フトこういう素朴なゲームを無性にプレイしたくなるんだよね。お酒飲んだ後、シメに博多天神のとんこつラーメン食べたくなるみたいな〜!
よしッ、とんこつラーメン食うぞ……じゃなかったスターデューバレーを買うぞ! と意気込んでみたんだけど、またオッサンゲーマーの悪いクセ発動。仕事忙しいしナー、英語だしナー、PCだといつでもどこでも遊べないしナー、だからってノートPCは重いしナーと、加齢にスルー(誤字にあらず)。
そんなゲーマーとしてだらしない決断の約2年後。2018年1月11日、『Nintendo Direct mini』で、Nintendo Switch版が本日発売するというじゃないですか! ナウですか!? 最高じゃないですか! 自動買いしました! プレイしました! 寝落ちしました! 以上!
■牧場の再興に、村人との交流、ときには冒険とやることイッパイ!
ゲーム進行は、1日が約10分(実時間)程度で、1ヵ月で春夏秋冬が切り替わるというテンポで展開していく。ゲーム開始当初の主人公は非力で、たいした開墾もしないうちに一日が終わっちゃう。
でも、開墾作業や釣りなどの行動を繰り返すことで、主人公のスキルのレベルが上がり、より効率よく作業ができたり、建設できる農業施設が増えていくといった具合だ。
肝心の操作はというと、『マインクラフト』や『テラリア』系。同タイトルをプレイした経験がある人なら、「わかってますって、皆まで言うな」状態でプレイできる。
オノ、カマを使って木を切り倒し&雑草を刈り取る。クワを使って土を耕すと畑ができて、そこに農作物のタネを植えると。仕上げにジョウロで畑に水をまいたら、農作物の成長を楽しみに待つだけ。
自分の理想の牧場を想像しながら、これらの作業を繰り返していくうちに夢中になり、気がつけば、あっという間に日暮れになってしまう。ついでに、実際の時間も1〜2時間平気で過ぎているっていう、本作が”時間ドロボー”と言われる所以だったりする。
■スターデューバレーで田舎暮らしを満喫しよう
牧場の復興に夢中になるのもいいが、せっかくの田舎暮らしを満喫しないとね。スターデューバレーの周囲を散策したり、村人たちと交流して、のんびりプレイしながら楽しむのが本作の楽しみ方かと。
例えば、村人との交流だと、会話を繰り返したり、プレゼントをすることで好感度を上げることができる。好感度を上げることで結婚もできるそう(子供もできるんだって!)。うん、なんかすごくがんばりたくなってきた俺(リアル独身)。
また、そんな村人たちとの交流が楽しめるのが、牧場に隣接する村『ペンギンタウン』で開催される年間行事。開催期間中、農作物のコンテンストや釣り大会などがあり、優勝すれば賞品をゲットできる。参加自由なんだけど、優勝するために、スキルを磨く楽しみもあるのだ。
■本作に物申す! 「やさすぃ〜すぎ!」
日頃会社や学校で忙殺されている人の癒やしとして、ガ然おすすめしちゃう本作なんですが、唯一筆者が怒っていることがあります! それは、ゲームが”やさすぃ〜”こと! ”優しい”どころじゃないの。もう一段階上のやさすぃ〜!
のんびりしたゲームテイスト、郷愁を誘うドット絵に、耳に心地よすぎる音楽、それが相乗効果となって……。
寝る。
寝落ちしちゃうんだなぁコレが! ベッドに寝っ転がって、Switchでプレイしたら、心地良すぎて1〜2時間すると確実に100%寝る(筆者比)。一回、Switchが顔面に降ってきたときは死ぬかと思ったわ。痛かった〜。以後、筆者は本作を遊ぶときはSwitchを繋いだテレビの前で座ってプレイしております。今度は座り寝で首を(以下、オッサンゲーマーのグチなので割愛)
スターデューバレー(Sterdew Valley)
ジャンル:ロールプレイング/シミュレーション
価格:
Nintedo Switch版 1,480円
Windows版、Mac版 1,480円
※Windows版、Mac版も日本語字幕対応(原稿執筆現在)
公式サイト
http://stardewvalley.net/